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第494回 懸念より期待が上回る…!? - 米雇用統計&米中首脳会談

2017年04月07日

マネーパートナーズからのお知らせ:
2017年04月21日(金)の本コラムは、筆者都合により休載します。なお直近のマーケット状況につきましては、当社お客様限定ですが『会員専用サイト』内で公開の特別動画『マーケット・チェック 15分Webセミナー』にて、筆者が解説しております。

 「米国は50発以上のトマホーク・ミサイルをシリアに向けて発射」

 東京タイム午前に飛び込んできたこの報は、マーケットを域にリスク回避に傾斜させました。110.90円水準で膠着していたドル円は、110.50円のドル買いオーダーを吸収すると、一気に“3/27-28安値(110.104円水準)”まで急落しました。米雇用統計&米中首脳会談待ちのムードが高まっていただけに、サプライズ感が余計に高まった格好といえます。

 一方で“地政学的リスク”というものは、ファーストアクションこそアルゴリズム&ストップロスを絡めて急騰or急落するものの、すぐさま“揺り戻し”があるのが一般的です。今回も同じであり、一時2.28%後半へと低下した米10年債利回りが2.31%台へ反発するにつれて、ドル円もすぐさま110.60円水準へと持ち直しました。底を打ったか?否か?は現状ではわかりませんが、少なくとも一旦は落ち着いたと考えても良さそうです。

 そうなるとポイントは“米雇用統計&米中首脳会談”に戻ると見るのが自然です。

 前哨戦(ADP雇用統計)がかなりの好内容だっただけに、前者は好内容が期待されるところです。予想値ハードルは決して高いとはいえず(非農業部門雇用者数:+18.0万人)、それでいてテーマからやや外れていることから期待感が先行しておりません。例え予想を下回ったとしても“失望感は台頭しづらい”という、一種の安心感が存在するのも事実です。もちろん“敏感な反応は一枚引いて考える(期待薄)必要もありますが、“懸念より期待が上回る”状況といえます。

 後者のリスクとして個人的に最も大きいと見ているのは、“貿易不均衡⇒保護主義⇒ドル安”が囃される流れです。しかし会談の最中にミサイル発射を行ったことを考えれば、“北朝鮮リスク”は主な議題に上げざるを得ないと考えるのが自然です。“地政学的リスク、再び…”に発展しないとも限らないだけに、楽観はできないところです。

 一方で前記したように、“地政学的リスク”“すぐに巻き戻される”のが常です。“シリアへの、ミサイル発射”にて“北朝鮮リスク”をマーケットは織り込み始めている感があり、それでいてイベントリスクを意識した“短期の円買い・ドル売りポジション”はすでに膨らんでいます。「ロシア側に事前通知」「ロシア軍駐留基地への攻撃は避けた」とも報じられており、“米ロの全面戦争(衝突)リスク”も低下したように見えます。もちろん内容次第ではありますが、“新規のドル売りポジション構築”よりは“利益確定のドル買い戻し優先”と考える方が自然でもあります。こちらも“懸念より期待が上回る”状況といえます。

 もちろんリスク回避が“全ての材料をなぎ倒す破壊力”を秘めているだけに、楽観はできません。注意深く見守る必要もありますが、それでもリスク回避のみを囃した雰囲気には違和感を覚えざるを得ません。まだまだリスクイベント(日米経済対話/為替報告書/米暫定予算審議等)は続きますので、“レンジからの脱却”にはもう少し時間がかかるかもしれませんが、少なくとも前記した“短期の円買い・ドル売りポジションの調整(巻き戻し)”には期待したいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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