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武市のなぜなにFX

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第501回 大きな押し目を形成せずに上昇も、トレンドは変わらず…!? 

2017年07月07日

 6月FOMCをキッカケにしたドル高・円安の流れは、依然として続いています。テクニカル的なポイント見られた“日足・一目均衡表先行スパンの雲下限&100日移動平均線(当時111.80円水準)”を突破すると、その後は113円後半まで上値を伸ばしています。背景にあるのは“金融政策の正常化争い”であり、“最後方を進むのは日本(円)”という思惑です。

 今週は「東京都議選による歴史的な自民党大敗」「北朝鮮のICBM発射」等、リスク回避要因が相次いだものの、“リスク回避⇒円高”と捉えられたのはほんのわずかでした。普段であればリスク要因がこれだけ取り上げられれば、円高や株安が警戒されてもおかしくないところです。ただし現状ではそうなっておらず、逆に「日銀、指し値オペを通知」をキッカケにして、本日も“日米金利格差拡大観測⇒円売り”が加速するに至っています。…そうなると、ドルを買い遅れている機関投資家等としては「押し目を待ちたい」から「ついていかざるを得ない(買わざるを得ない)」へ思惑を変更させるのは、いたし方ないところかもしれません。

 こうした状況下、本日は注目の米雇用統計が予定されています。事前予想との乖離が大きいイベントとしてしられていますので、まずは事前予想である「非農業部門雇用者数(+17.8万人)」「失業率(4.3%)」「時間当り平均賃金(+0.3%)」からの乖離具合が注目されるところです。ただ“金融政策の正常化争い”がテーマとなっている以上、「上回れば、日米金利格差拡大⇒ドル買い」「下回れば、米利上げ観測後退⇒ドル売り」といった“素直に反応”が期待されるところです。

 もう一つ、それほど注目はされてはいないものの、本日は“米金融政策報告書”も予定されています。そして今回は、「米議会証言(今回は来週12日)に合わせて…」という慣例に沿わない中での“前倒し公表”となります。「議会証言に向けて、より多くの方に目を通す時間を提供するため」と当局は説明していますが、「足元のインフレ下押し圧力は一時的」とするFOMC判断がチェックされている状況下での“前倒し”ですので、それを鵜呑みにすることはできません。『何がしかの意図があるのでは…』との思惑が入り込みやすいと考えるのが、自然ということになります。“FOMCの意向(年内あと1回利上げ+バランスシート縮小)”をマーケットが疑いの眼差しで見ている状況を考えると、「地ならしを始める」との思惑が立ってもおかしくないところです。

 もちろん“押し目らしい押し目”を形成せず、しかも6月FOMCからの上昇幅は“実に5円超”に達した状況を考えると、いつ反落してもおかしくないというリスクは存在しています。仮に“2ヶ月連続のネガティブサプライズ”ともなれば急反落となってもおかしくないだけに、決め打ちは禁物です。ただ米国債ロング(買いポジション)が“2007年10月以来の水準”へと膨らむ中での“金融政策の正常化争い”は、“ポジション調整(いわゆる損切り)⇒利回りが上昇しやすい”を促しやすくしていると考えることが可能です。特に四半期を跨いだことで“ポジション調整が活発化しやすい”ともいえます。

 もちろん“結果次第”という面があるだけに楽観はできませんが、“金融政策の正常化争い”は冒頭で記したように“最後方を進むのは日本(円)”という思惑を支えています。派手に動きがなくなった感もある直近の米雇用統計ですが、本日に関しては“大いなる期待(さらなる上値追い)を持って”臨みたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
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為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

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