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第527回 そろそろ「ファンダメンタルズ/イメージのギャップ」に修正が入る…!?

2018年09月07日

 元の“膠着状態”に戻ったと思いきや、5日には“2度目の上抜けトライ”へと発展しました。しかしながら今回も明確に上抜けることはできず、押し戻されました。

 一方、“トランプ砲(「次に貿易問題で争うのは日本とトランプ大統領が示唆」との報道)”を浴びせられたことで、本日(7日)は逆に110.40円水準へと一時売り込まれる場面も見られました。“日足・一目均衡表先行スパン下限(本日は110.638円)/100日移動平均線(同110.516円)”を割り込んだことで“ヒヤッと”したのは事実ですが、しかしながら現時点ではこちらもジリジリと買い戻されています。

 「貿易摩擦(貿易戦争)懸念」というものは、“リスク回避⇒円買い”を促す要因であるのは事実です。しかしながら同時に“ドル買い”を促す要因にもなり得るものであり、綱引きとなるドル円は“動きづらい”のが実状です。特に先週も記したように現在は「リスク選好⇔リスク回避」がテーマとなりやすく、同一方向に動くドルと円(ドル買い/円買いorドル売り/円売り)は“動きづらい”のは必然でもあります。…にもかかわらず「イメージは“リスク回避=円買い”」に捉えられやすいという現実。

 綱引きから方向感が定まらないとはいえ、テクニカル(日足・一目均衡表)を見ると、来週央(12日)には「雲が狭まり」始め、再来週初(18日)には「13pips幅(111.17-30円水準)」へと縮小し、そして再々来週初(24日)には「いよいよ交差(クロス)」といった形状をしています。長引けば長引くほど「動き出すとダイナミック」という可能性を秘めた中、そろそろ煮詰まりつつある…?

 「材料難⇒引き続き膠着」となる可能性が来週も強そうに思いますが、そろそろ「動き出す準備」をしておいた方がいいかもしれません。そしてキッカケとなり得るのは、やはり前記した「ファンダメンタルズ/イメージのギャップ」と考えておくべきかもしれませんね。


※当コラムは毎週金曜日の更新です(金曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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