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第580回 やや下押したものの、今週は想定通り - 月替わりで動意づく…!?

2019年09月27日

 想定通り、今週は“材料不足”の1週間でした。「トランプ大統領弾劾」「米中貿易交渉難航」の思惑にて揺れ動きこそしたものの、一時的に“107円割れ(9/24:106.961円)”まで売り込まれたのが最大の見せ場であり、それを除けば“107円台”で概ね小動きを続けました。

 確かに「トランプ大統領弾劾」は“大きなネガティブ要因”といえますが、米上院は共和党が過半数を占めています。実効性という観点で考えれば“過剰反応”といわざるを得ませんので、リスク回避に寄らなかったのは当然といえます。一方の「米中貿易交渉の行方」には大きな注目が集まっていますが、しかしこちらも協議が実際に行われるのは“まだ先(10/7予定)”です。…ということは、思惑にて“揺れ動き”こそすれども、“方向感は定まらない”と見るのが自然です。今週の小動きは、ある意味で必然といえるかもしれません。

ただこうした状況下、来週は「主要な米経済指標(雇用統計含む)」が目白押しとなっています。そして9月FOMCでは“タカ派寄り”と捉えられたものの、金利先物では依然として“年内利下げを7割弱(1回:49.3%、2回:18.1%)”の確率で織り込んだままとなっています。『米政策は常にデータに依存(金融政策は経済指標次第)』とFedは公言する中、来週は“流動性が低下しやすい(国慶節で中国市場休場:1~7日)”とも見られます。つまり結果次第では、“もう一段の巻き戻し”が発生しても何ら不思議ではない…?

 “108円ライン”に上値を押さえられる状況となっていますが、明確に上回れば“9/18-19高値(108.474円)”まで主だった抵抗ラインは見当たりません。それでいて「8月急落前レンジ(107-109円)」という観点で見れば、“まだ上限までの余地あり”ということにもなり得るところです。

 もちろん逆(下方向)となる可能性もゼロではありませんが、前記レンジを鑑みれば「Maxは“9/24安値(106.961円)”」と考えることは可能…。大いなる期待と、そして少しの警戒感をもって、神経質な新四半期(10-12月期)のマーケットに臨みたいところです。

連載終了のお知らせ

本コラム「武市のなぜなにFX」は、今回をもちまして終了いたします。
長らくご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。

次週10月4日(金)より新コラムがスタートいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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