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マネパ為替分析 日刊レポート

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いよいよ大一番 - パウエル議会証言

2019年07月10日

◆109円回復窺うが、失速…

 『往き過ぎた利下げ期待に釘が刺される(思ったほどハト派寄りの発言ではない)』との思惑を囃し、欧州タイム序盤には“ドル買い優勢”となる場面が見られました。
 米10年国債利回りは“2.06%台”へ上昇する中、これに引っ張られたドル円は“108.962円”へとさらに上値を伸ばしています。

 しかしながら“上値追い”はここまで…。
 “109円手前のドル売りオーダー”をこなすことはできず、その後は緩やかに“揉みあい”へと転じています。


◆ポイントは「利下げの幅」ではなく、「追加利下げの喫緊性」 - パウエル議会証言

 こうした状況下、本日はその「パウエルFRB議長・議会証言(下院・金融サービス委員会)」が“日本時間23:00~”行われます。
 明日(11日)も上院・銀行委員会で行われますが、証言の元となる報告書は上下院ともに“同一のもの”になりますので、注目度は「本日の方が高い」ということになります。

 「米7月利下げ」はすでに“100%”が金利先物で織り込まれていますが、本稿執筆時の確率は“50bp利下げ:0.8%”にまで低下しています(逆に25bp利下げは99.3%へ上昇)。
 この見方を覆す発言は“混乱を招く”として回避される可能性が高いことを考えれば、ポイントとなるのは「25bp利下げ or 50bp利下げ」ではなく、「追加利下げの喫緊性(継続性:年内○回利下げ?)」と見るのが自然ということになります。

 「年内利下げ」の確率を見ると、“1回:15.7%、2回:42.3%、3回以上:42.1%(1回当り25bp)”と割れていますが、「前回ドットチャート(金利見通し)」で示された水準から“乖離したところが多数派”という状況は変わっておりません。
 つまり証言次第では「大きく振れる(荒れる)」という可能性が否めないということになります。


◆「まだかなりの温度差」がある…!? - FRB-マーケット間

 後は「結果次第」ということになりますが、FRBとマーケット(金利先物)の間には「まだかなりの温度差」があるように感じます。
 『忍耐強く』との文言が削除された「FOMCの議事要旨(日本時間27:00)」で背景を確認するのを含めて、“それまでは動意薄”、しかし“その後は急変動”という、かなり神経質な展開を覚悟しておきたいところです。
 “さらなる巻き戻し(上方ブレイク)”を想定(期待)しながら…?


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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