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マネパ為替分析 日刊レポート

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あくまでも“仕切り直し”…!?

2019年07月11日

◆“大幅利下げ観測”復活 - パウエル議会証言

 注目の大一番(パウエル議会証言)を、マーケットは“利下げ示唆”と捉えました。

 『企業投資は顕著に減速』
 『インフレ低迷も想定以上に長引く可能性』
 『経済成長を維持するため、必要に応じて行動する』

 これを見て金利先物は「50bp利下げ」を“0.8%(昨朝)⇒30%(現在)”へと再度織り込んでおり、“大幅利下げ観測”も復活しています。
 こうして米10年国債利回りは“2.11%⇒2.04%”へ急低下、ドル円は“109円手前⇒108.30円水準”へと反落しています。


◆ただ元に戻っただけ - 流れが変わっただけではない…?

 確かに“米利下げ観測”は重荷ですが、その分だけ最も警戒すべき“リスク回避姿勢”は“株高(NYダウ上昇)”が抑制してくれる可能性が増します。
 FOMCメンバー中“最もハト派”と見られるブラード・セントルイス連銀総裁も、改めて昨日『次回会合での50bp利下げは往き過ぎ』と述べています。
 期待した“もう一段の巻き戻し”は押し潰されましたが、それでも想定した“シナリオ全てが崩れた”というわけではない…?

 原稿が同じということを考えれば、本日上院で行われるパウエル議会証言で「新たな材料を探る」というのは期待薄でしょう。
 それよりはクオールズFRB副議長講演/ウィリアムズNY連銀総裁講演にて「次回会合の利下げ幅/年内利下げの回数」を探り、米CPIにて「50bp利下げの正当性」を確認すると見るのが自然です。

 現時点では「流れが変わったわけではない」、「あくまで仕切り直し」と考えれば、108円割れを探る現在の動きは「絶好の買い拾い局面」か…?


※日本の祝日は更新をお休みいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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