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「最終関門」を突破、次なるポイントは「ネックライン」

2019年11月06日

◆「米経済悪化懸念」「米中通商懸念」はさらに後退 - 109円台回復

昨日も“リスク選好姿勢”は継続しました。

『習国家主席は、米国での部分合意署名・調印に前向き』『米国は対中制裁関税撤回を議論』との一部報道は、「米中通商懸念」をさらに後退させました。
またISM非製造業PMIが前月・事前予想を上回った(54.7)ことも、「米経済悪化懸念」をもう一段後退させた印象があります。
米10年国債利回りは9/16以来となる“1.87%台”へ一時上昇、NYダウも連日の“史上最高値更新”を見せる中、ドル円は“109.241円”へと上値を伸ばしています。

 ◆次なるポイントは「ネックライン」 

「ヘッドラインに振り回される」に変化はないと見られますが、兎にも角にも「最終関門(200日移動平均線:本日は109.031円)」を突破したのは事実です。
このためテクニカル的には、“さらなる上値追い”が期待できる局面といえます。

次なる上値メドと考えられるのは、“109.30-36円水準”といえます。
“4/24~8/26の61.8%戻し(109.360円)”が存在し、“8/1高値(109.315円)/直近高値(10/31高値:109.284円)”で「ネックライン」も形成しているからです。

 ◆ただ本日は“利益確定売り”が一旦先行…? 

「前のめり(期待過剰)気味」という印象が拭えないだけに、「一足飛びの突破」は難しいかもしれません。
それでも突破できれば「110円の大台回復が見えてくる」という状況だけに、「期待が剥落することはない」…?
本日に関しては“上値が重い(利益確定優勢、もしかしたら一旦反落)”の可能性が否めませんが、“大きくは崩れない”を前提にして“押し目買いチャンス”を窺いたいところです。 

◆ドル円 抵抗・支持ライン 上値5:109.819(週足・一目均衡表先行スパン下限、100週移動平均線)
上値4:109.620(5/31高値、月足・一目均衡表基準線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.425(ピボット1stレジスタンス)
上値2:109.315(8/1高値、10/30高値、4/24~8/26の61.8%戻し、+2σ)
上値1:109.241(11/5高値、50週移動平均線)
前営業日終値:109.156
下値1:109.068(200日移動平均線、大台)
下値2:108.949(+1σ)
下値32:108.723(11/1~11/5の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:108.604(20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、11/1~11/5の50%押し)
下値5:108.519(11/5安値) 

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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