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“戻り売り”根強いが、“突っ込み売り”には慎重姿勢…!?

2020年07月30日

◆ いわゆる「無風通過」… - FOMC

注目のFOMCは「(3会合連続で)据え置き」となり、声明も「前回分が踏襲」されました。
記者会見にて「米経済は極めて不確実」「あらゆる手段を活用」とされましたが、期待された「フォワードガイダンス変更」「イールドカーブコントロール(YCC)への言及」はありませんでした。
このため発表直後こそ“ドル売り”が進行する場面が見られましたが、事前に進行していたこともあり、反応は限定されました。


◆ 次は「独・米GDP」に注目…? - “対ユーロ”がポイント

「何が何でも“ドル売り”…」といった気配が残存していることを考えれば、“上値が重い”が本日も継続する可能性は否めないところです。
ただ「無風通過」となった事実を踏まえれば、「知ったら終い」にいつ転換してもおかしくない…?
そしてマーケットは「次の材料を探しにかかる」と見るのが自然ですが、本日のイベントで注目されるのは「独・米の4-6月期GDP・速報値」ということになります。

昨日も記したように、直近の“ドル売り”をけん引してきたのは“対円(ドル円)”ではなく、“対ユーロ(ユーロドル)”です。
そうした中で行われる前記「独・米GDP」は、双方共に“大きなマイナス(独:△11.5%/米:△34.5%)”が想定されています。
つまり「予想との乖離」は相応の確率で発生する可能性があり、結果次第ではあるものの、現在の「欧米景況格差」との認識が揺らぐケースも少なからず存在する…?

ドル円に目を転じると、“戻り売り”が囃されてはいるものの、“突っ込み売り”にも慎重姿勢が見られています。
流れに逆らう格好にはなりますが、引き続き「大きく崩れない」「105円割れは一時的」との認識で臨みたいところです。
“18/9/24高値(1.1815ドル)”を、対ユーロで突破しにかかる展開に発展しない限り…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:105.823(7/20~7/29の38.2%戻し、-1σ)
上値4:105.682(7/28高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:105.455(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:105.241(7/29高値)
上値1:105.152(FOMC後の高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:104.940(-2σ、大台)
下値1:104.860(FOMC時安値後の76.4%押し)
下値2:104.770(7/29安値、ピボット1stサポート)
下値3:104.498(3/13安値、ピボット2ndサポート)
下値4:104.255(ピボットローブレイクアウト)
下値5:104.000(大台、200月移動平均線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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