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「テクニカル VS オーダー状況」の攻防戦…!?

2020年09月15日

◆ 『ハト派色強まる』との思惑が… ― “ドル売り”先行

欧州タイム中盤まで“様子見”が先行したものの、その後は“ドル売り”が先行しました。
『FOMCでハト派色が強まる』との思惑が、幅広い通貨に対して“ドル売り”を誘ったからです。
NYタイム序盤にかけてユーロやポンドは“買い戻し(主に対ドルで)”が進行し、そしてドル円は“105.548円”へと値を落としました。

一方で「コロナワクチン実用化」への期待から、「もう一つの懸念(米株安)」は後退しています。
NYダウは“続伸(+327ドル)”、ナスダックは“反発(+190ポイント)”を見せており、センチメントは“改善”しています。
このため「Brexit懸念」は残存するものの、“リスク回避姿勢”には傾斜することはなく、ドル円もそこからさらに売り込まれることはありませんでした。


◆ それでもイベント前を考えれば“往き過ぎ”…?

終値ベースで続けてきた“9月以降のレンジ(105.90-106.30円)”を割り込んだことで、テクニカル的には“下押し(円買い)圧力”がかかりやすいと見るのが自然です。
一方で昨日下げ止まった“105.50円”には「分厚いドル買いオーダー」が展開しており、オーダー状況的には“底堅い”と見ることが可能です。

割り込むと“一段安”も懸念されますが、イベント前の基本はあくまで“様子見”です。
想定以上に“下押した”格好ですが、引き続き“大きくは崩れない”を前提にして、対処したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:106.385(9/7-8高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:106.293(9/10-11高値、+1σ)
上値3:106.165(9/14高値、9/3~9/14の61.8%戻し、50日移動平均線)
上値2:106.047(9/3~9/14の50%戻し、日足・一目均衡表転換線/基準線、20日移動平均線、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:105.854(週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:105.729(日足・一目均衡表先行スパン下限、-1σ)
下値1:105.548(9/14安値)
下値2:105.406(-2σ、ピボット1stサポート)
下値3:105.289(8/31安値)
下値4:105.200(8/28安値、ピボット2ndサポート)
下値5:105.103(8/19安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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