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マネパ為替分析 日刊レポート

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やはり「期待は上方向」を先行させたい局面…!?

2020年12月03日

◆ 一時“104円後半”へ上昇も… - 膠着変わらず

昨日も「リスク選好姿勢」が先行し、ユーロ主導による“ドル売り”が目立ちました。
この影響もあってユーロドルは、NYタイム終盤には“(2018年4月30日以来となる)1.21176ドル”へと駆け上がりました。

一方でドル円では、やはり“ドル売り”より“円売り”が勝りました。
この影響もあり、前記ユーロドルに“調整売り(ドル買い戻し)”が入ったタイミング(NYタイム序盤)では、“104.751円”へ上値を伸ばす場面も見られています。
もっとも“(全体的には)ドル売り”という流れには抗えていませんので、結局は“104円半ば”に押し戻されて昨日の取引を終えています。


◆ “リスク選好→ドル売り”は継続する…?

「方向感定まらず」から依然として抜け出せていないだけに、本日も「綱引き(コロナワクチン VS コロナ感染再拡大)」は継続と見るのが自然です。
しかし“上値の重さ”ばかりが囃されている状況下、“下値切り上げ”が見られているのも、また事実といえます。
そして「(再開されつつある)米追加経済対策の行方」「(英国承認で期待感が強まっている)コロナワクチン接種開始」辺りが目先テーマになりやすい現状を踏まえれば、“現状フロー(リスク選好姿勢)”は継続する可能性が高い…?

「方向感定まらず」という基本を踏まえながらにはなりますが、やはり「期待は上方向」を目先は先行させたい局面と見たいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:105.150(11/13-16高値)
上値4:104.976(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:104.851(50日移動平均線、11/11~11/18の61.8%戻し)
上値2:104.758(11/24高値、12/2高値)
上値1:104.642(週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:104.410(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
下値1:104.182(12/1-2安値、日足・一目均衡表転換線、11/30~12/2の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値2:104.048(11/30~12/2の76.4%押し、大台)
下値3:103.935(ピボット2ndサポート)
下値4:103.831(11/30安値、200月移動平均線、-1σ)
下値5:103.651(11/18安値、ピボットローブレイクアウト)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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