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マネパ為替分析 日刊レポート

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「動き出せば速い」との認識を持ちつつも…!?

2021年09月13日

◆ “円買い+ドル売り”は共に緩んだが… - “109円後半”は変わらず

「米・中緊張緩和」への期待感から、“リスク回避→円買い”は緩みました。
しかしながら「強い米物価指標(米PPIは)」を背景にした“金利選好→ドル買い”が円とユーロ同時に進行したこともあり、ドル円は「方向感定まらず」を抜け出すことはありませんでした。
NYダウの“5日続落”も重石となり、ドル円は“109円後半”での膠着に終始しています。


◆ 変動エネルギーは蓄積されているが…?

次なるテーマとなるのは「FOMC(21-22日)」と見られますが、「テーパリングに関する大きな判断は行われない」が見方が現状では大勢を占めています。
それでもメスター・クリーブランド連銀総裁は『年内テーパリング開始&22年前半終了が望ましい』との見方を表明するなど、燻り続けています。
そうなると米CPI(14日)/米小売売上高(16日)の結果次第では「米早期のテーパリング観測」が再燃してもおかしくなく、“様子見”となりやすいのが実状といえます。

次なる動意に向けた変動エネルギーは蓄積されていると見るのが自然ですが、一方で米10年債利回りが“1.28-1.38%”、ドル円が“109.60-110.40円”で膠着している状況では…?

「動き出せば速い」との認識を持ちながらも、目先は「方向感定まらず(動きづらい)」を前提にしながら、神経質な対峙したいところです。
「動くとすれば上方向」との見方も、変えることなく…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.455(8/13高値、9/8高値)
上値4:110.270(9/9高値、+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:110.191(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.087(+1σ、9/8~9/9の61.8%戻し)
上値1:109.986(9/10高値、日足・一目均衡表基準線/転換線、50日移動平均線、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:109.897(20日/100日/20週移動平均線)
下値1:109.746(日足・一目均衡表先行スパン下限、100月移動平均線、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値2:109.655(9/6-7安値、9/10安値、-1σ)
下値3:109.589(8/31安値、9/3安値、週足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート)
下値4:109.415(8/24安値、-2σ、ピボットローブレイクアウト)
下値5:109.360(月足・一目均衡表先行スパン下限)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:81.421(9/10高値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:81.303(+1σ)
上値3:81.203(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
上値2:81.000(大台、50週移動平均線)
上値1:80.909(50日移動平均線)
前営業日終値:80.764(週足・一目均衡法先行スパン上限)
下値1:80.536(ピボット1stサポート)
下値2:80.446(8/20~9/3の38.2%押し、8/27~9/3の61.8%押し)
下値3:80.383(9/1安値)
下値4:80.315(20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:80.073(8/31安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

153.484(7/13高値、7/29高値)
153.319(8/10-11高値)
153.197(8/12高値)
153.000(大台)
152.827(100日移動平均線、20週移動平均線、+2σ)
152.640(9/10高値)
152.354(9/10高値後の61.8%戻し)
152.257(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、9/10高値後の50%戻し)
前営業日終値:151.972(大台、日足・一目均衡表転換線、+1σ)
151.885(9/10安値後の61.8%押し)
151.757(9/10安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、50日移動平均線)
151.419(9/9安値)
151.350(9/2安値、8/20~9/10の38.2%押し)
151.230(9/1安値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
151.063(8/31安値)
150.947(8/30安値、週足・一目均衡表転換線、8/20~9/10の50%押し、大台)
150.503(8/20~9/10の61.8%押し、-1σ)
150.443(8/25安値、8/27安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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