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マネパ為替分析 日刊レポート

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“上昇往き過ぎ感”がいつ浮上してもおかしくない…!?

2021年09月30日

◆ “ドル買い”は続き… - 112円回復

“リスク選好→円売り”は目立たなかったものの、昨日も“金利選好→ドル買い”は顕著でした。
このため最強通貨の座は、連日“ドル”が射止めました。
NYタイム序盤に“年初来高値(7/2:111.659円)”を突破すると、そのまま同中盤には“昨年2月以来の112.044円”へと駆け上がっていきました。
その後は米10年債利回りの“緩やかな低下(1.55%→1.51%)”に引っ張られて上値が押さえられているものの、“高止まり”の商状を見せながら、昨日の取引を終えています。


◆ ただ“月末絡み”の可能性…?

こうして流れに逆らったことから“ろくでもない”ことになっている筆者ですが、昨日の上昇は“月末絡み”の可能性が否めないところです。
このため“ドル買い基調”は続いているものの、ここから上は“慎重姿勢”が見られる可能性も否めないところがあります。

「恒大集団の資金繰り」に関して中国当局が何らかの発表を行う可能性にも気をつけながらも、22日からの上昇は“すでに2.7円超”…。
「“(短期的な)上昇往き過ぎ感”がいつ浮上してもおかしくない」との認識で、神経質なマーケットと対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:112.660(18/12/19-20高値、1/6~3/31-4/23の61.8%返し)
上値4:112.585(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:112.398(19/4/24高値、月足・一目均衡表先行スパン上限)
上値2:112.283(ピボット1stレジスタンス)
上値1:112.219(20/2/20-21高値)
前営業日終値:111.982(大台)
下値1:111.807(+2σ)
下値2:111.659(旧年初来高値ライン)
下値3:111.441(ピボット1stサポート)
下値4:111.354(9/22~9/29の23.6%押し)
下値5:111.202(9/29安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:80.923(9/29高値、9/28~9/29の61.8%戻し)
上値4:80.737(9/28~9/29の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:80.602(9/28~9/29の38.2%戻し)
上値2:80.521(20/50日移動平均線)
上値1:80.430(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:80.347
下値1:80.166(9/29安値)
下値2:80.072(9/22~9/28の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:79.997(9/24安値、週足・一目均衡表転換線、大台)
下値4:79.781(9/22~9/28の61.8%押し、-1σ、ピボット2ndサポート)
下値5:79.580(日足・一目均衡表先行スパン下限)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

152.260(週足・一目均衡表基準線)
152.187(+1σ)
152.000(大台)
151.913(日足・一目均衡表先行スパン上限)
151.549(9/28~9/29の61.8%戻し、50日移動平均線)
151.198(9/29高値、20日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、9/28~9/29の50%戻し)
150.996(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
150.896(日足・一目均衡表基準線、9/28~9/29の38.2%戻し)
150.758(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:150.331(-1σ)
150.091(200日移動平均線)
150.000(大台)
149.900(9/29安値)
149.370(9/23安値、-2σ)
149.012(9/22安値、大台)
148.947(9/21安値)
148.458(7/20安値)
148.113(3/2安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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