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マネパ為替分析 日刊レポート

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「なかなか超え切れない」を想定しながら…!?

2021年10月11日

◆ 上を下への揺れ動き - 米雇用統計

非農業部門雇用者数が事前予想を“大きく下回った(予想:50.0万人/結果:19.4万人)”ことで、発表直後は“ドル売り”が進行しました。
一方で平均時給は“高い伸び(前年比+4.6%)”を維持し、失業率は“20年8月以来(4.8%)”へと改善しています。

何より「政府の雇用減(△12.3万人)が響いた」との見方が台頭したことで、次第に「テーパリングを後退させるほどでない」との思惑へと転じていきました。
こうして一転して“ドル売り→ドル買い”となり、米10年債利回りが“急上昇(1.55%→1.61%)”を見せる中で、ドル円は“2019年4月以来の水準(112.249円)”へと駆け上がりました。


◆ さらなる米10年債利回り上昇への期待は募るが…?

“1.60%”を明確に突破した米10年債利回りがさらに上値を伸ばすようなことがあると、“ドル買い”に拍車がかかる可能性は否めないところがあるのは事実です。
しかし本日はコロンブス・デーであり、米国は祝日となります。
株式・商品市場がオープンするものの、債券市場がクローズとなるだけに、この点を囃した“ドル買い”は思惑先行の印象が拭えない…?

“80ドル台”にすでに乗せた原油がさらに上昇すれば、“米インフレ懸念→早期テーパリング”を誘う可能性はゼロではありません。
しかしここからの上昇は、米株式に逆風として吹いてもおかしくないリスクを秘めています。


◆ ポイントは“月足・一目均衡表先行スパン上限”

テクニカル的な要所は、“月足・一目均衡表先行スパン上限(112.371円)”ともほぼ重なる“19/4/24高値(112.398円)”です。
明確に突破するとさらなる上昇が否めない反面、超え切れないととの懸念も募る分水嶺…?

当該ラインを静かに窺いつつ、しかしなかなか超え切れないといった展開を、本日は想定したいところです。
急上昇への懸念を、常に頭の片隅には残しながら…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:112.858(18/12/18高値)
上値4:112.743(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:112.660(18/12/19-20高値、+2σ、1/6~3/31-4/23の61.8%返し)
上値2:112.493(ピボット1stレジスタンス)
上値1:112.398(19/4/24高値、月足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:112.242
下値1:112.080(9/30高値《旧年初来高値》)
下値2:112.000(大台)
下値3:111.702(10/4~10/8の38.2%押し、+1σ、ピボット1stサポート)
下値4:111.504(10/8安値、日足・一目均衡表転換線、10/4~10/8の50%押し)
下値5:111.364(10/4~10/8の61.8%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:82.750(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:82.523(7/14高値)
上値3:82.409(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:82.328(7/15高値、200日移動平均線、+2σ)
上値1:82.221(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:82.032(大台)
下値1:81.817(100日移動平均線、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値2:81.688(20週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:81.540(10/8安値、週足・一目均衡法先行スパン上限)
下値4:81.441(+1σ、50週移動平均線)
下値5:81.351(ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

155.000(大台)
154.532(6/25高値)
154.233(6/28高値)
154.063(7/6高値、大台)
153.818(100月移動平均線)
153.484(7/13高値、7/29高値、+2σ)
153.319(8/10-11高値)
153.197(8/12高値)
153.000(大台)
152.928(10/8高値)
前営業日終値:152.838
152.462(100日移動平均線
152.380(20週移動平均線)
152.260(週足・一目均衡表基準線、+1σ)
152.122(10/6~10/8の38.2%押し)
152.000(大台)
151.869(10/8安値、10/6~10/8の50%押し)
151.623(10/6~10/8の61.8%押し)
151.495(日足・一目均衡表先行スパン上限/転換線、50日移動平均線)
151.309(日足・一目均衡表先行スパン下限/基準線、週足・一目均衡表転換線)
151.125(20日移動平均線)
151.032(10/7安値、大台)
150.817(10/6安値)
150.746(10/5安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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