◆ やはり「日米金融当局の立ち位置の違い」が… - 130円回復

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マネパ為替分析 日刊レポート

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下がる際は“小さく”、上がる際は“大きく”…!?

2022年06月02日

◆ やはり「日米金融当局の立ち位置の違い」が… - 130円回復

昨日発表されたISM製造業景況指数は予想外に“強め(56.1)”となり、“ドル買い”には安心感が漂いました。
一方で「バランスシート縮小」にFRBが着手し出したのに対して、若田部日銀副総裁は昨日、『粘り強い金融緩和が経済好循環を支える』と発言しています。
こうして「日米金融当局の立ち位置の違い」が鮮明となる中、「日米金利格差」が改めてテーマ化するに至っています。
こうして米10年債利回りが上昇ペースを速める中、ドル円は“130.188円”へと駆け上がっていきました。


◆ 少々“スピード違反”気味ではあるが…?

こうして3週間ぶりに“130円台”へと回復したドル円には、些か“スピード違反”的な懸念がついて回ります。
このため目先は“上値の重さ(利益確定売り)”が意識されますが、一方で昨日も記したように「日米金融当局の立ち位置の違い」へとテーマは回帰しています。
こうなると“ドル買い+円売り”が促されやすく、しかも下がる際は“小さく”、上がる際は“大きく”というフローになりやすいのが常でもあります。


◆ それでも“ポジション調整(利益確定売り)”は限定的…!?

明日に「米雇用統計」、本日も「その前哨戦(ADP雇用統計・新規失業保険申請件数)」が控えるスケジュール感を考えれば、このまま“さらなる上値追い”へと移行するかは微妙といわざるを得ません。
それでも“崩れない(下値が堅い)”との認識を少なくとも持ちながら、“130円台”という高値圏における神経質なマーケットに対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:131.075(5/17~5/24の138.2%戻し)
上値4:131.000(大台)
上値3:130.891(5/12~5/17-5/24の200%返し)
上値2:130.802(5/11高値)
上値12:130.679(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:130.150(5/9~5/24の76.4%戻し水準)
下値1:130.000(大台、+1σ)
下値2:129.593(6/1NYタイム安値後の61.8%押し)
下値3:129.283(5/24~6/1の23.6%押し)
下値4:129.196(6/1NYタイム安値、ピボット1stサポート)
下値5:129.000(大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:94.466(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:94.014(5/5高値、大台)
上値3:93.947(ピボット1stレジスタンス)
上値2:93.623(6/1高値)
上値1:93.540(+2σ)
前営業日終値:93.428
下値1:93.079(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
下値2:92.589(5/24~6/1の23.6%押し、ピボット1stサポート)
下値3:92.261(6/1安値)
下値4:92.132(5/12~6/1の23.6%押し、+1σ)
下値5:91.949(5/24~6/1の38.2%押し、50日移動平均線、大台)

◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

166.000(大台)
165.279(4/25高値)
165.000(大台)
164.253(4/28高値)
163.985(4/29高値、大台)
163.874(5/2高値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
163.546(5/5高値、4/20~5/12の61.8%戻し)
163.317(6/1高値)
163.234(+2σ)
163.000(大台)
前営業日終値:162.492
162.058(5/24~6/1の23.6%押し)
161.974(6/1安値、週足・一目均衡表転換線、大台)
161.803(50日移動平均線)
161.735(+1σ)
161.492(5/12~6/1の23.6%押し)
161.283(5/24~6/1の38.2%押し)
160.946(5/31安値、大台)
160.656(5/24~6/1の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
160.329(5/30安値、5/12~6/1の38.2%押し)
160.202(20日移動平均線)
160.029(5/24~6/1の61.8%押し、大台)
159.926(日足・一目均衡表基準線)
159.788(5/27安値)
159.702(日足・一目均衡表先行スパン下限)

《10:30》
《11:45、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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