◆ 「米大幅利上げ」も… - “133円半ば”へ急反落

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マネパ為替分析 日刊レポート

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2022年06月16日

◆ 「米大幅利上げ」も… - “133円半ば”へ急反落

注目のFOMCでは「0.75%利上げ」が決定されましたが、昨日記したように、ほぼ完全に“織り込み済”でした。
このため“1994年11月以降最大”の利上げ幅であるにもかかわらず、それに沿った反応は“一瞬”で終わりました。
その後は「知ったら終い」よろしく“ポジション調整”が進行し、米10年債利回りが“急低下(3.44%→3.27%)”する中、ドル円も“133.503円”へと急落するに至っています。


◆ もっともファンダメンタルズは何ら変わらない…

もっとも昨日の反応は「一旦の材料出尽くし」を背景にしたものであり、「トレンド転換」との見方はほとんどありません。
そうした中で昨日発表された「金利見通し(ドットチャート)」では、“年内4回で計1.75%”が示唆されました。
つまり裏を返せば“年後半は0.25%幅”へ鈍化するシナリオが描けることになりますので、「センチメント改善」が期待できる状況ともいえます。

明日にはもう一つのビッグイベント、「日銀金融政策決定会合」も予定されています。
そして「金融引き締め」への示唆が行われたり、少なくとも「利回り上限の引き上げ」等が匂わされたりしない限りは、「日米金利格差」は如何ともしがたいと見るのが妥当です。
昨日の急落にて、偏った“ドル買い”も一旦は整理されました。
明日の日銀会合に向けて「いい押し目が入った」と見ながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:135.116(ピボット1stレジスタンス)
上値4:134.936(6/15NYタイム高値、大台)
上値3:134.784(6/15高値後の61.8%戻し)
上値2:134.540(6/15高値後の50%戻し)
上値1:134.295(6/15高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:133.850
下値1:133.503(6/15安値)
下値2:133.362(6/10安値、+1σ)
下値3:133.178(6/9安値)
下値4:133.003(日足・一目均衡表転換線、大台、ピボット1stサポート)
下値5:132.575(6/8安値、6/2~6/15の50%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:94.659(6/8~6/14の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:94.519(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:94.326(6/10安値)
上値2:94.133(6/8~6/14の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:93.930(6/15高値、大台)
前営業日終値:93.731
下値1:93.357(6/14~6/15の38.2%押し)
下値2:93.181(6/14~6/15の50%押し、ピボット1stサポート)
下値3:93.025(20日移動平均線、6/14~6/15の61.8%押し、大台線)
下値4:92.947(6/15安値)
下値5:92.785(6/14~6/15の76.4%押し)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

165.909(6/9~6/14の61.8%戻し)
165.525(+1σ)
165.038(6/9~6/14の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、大台)
164.330(6/14高値)
164.167(6/9~6/14の38.2%戻し)
164.000(大台)
163.162(6/15高値)
163.000(大台、20日移動平均線)
前営業日終値:162.907
162.583(50日移動平均線、6/14安値後の50%押し)
162.277(6/14安値後の61.8%押し)
162.165(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
162.000(大台)
161.733(6/15安値)
161.346(6/14安値)
160.946(5/31安値、大台)
160.873(日足・一目均衡表先行スパン上限)
160.615(5/12~6/9の61.8%押し)
160.329(5/30安値)
160.091(-1σ)
160.000(大台)

《10:10》
《11:10、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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