◆ “巻き戻し(円売り戻し)”が優勢… - 135円半ばへ

前日に続き、先週末も「主要国の景気失速」を示唆する経済指標が発表されました。
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マネパ為替分析 日刊レポート

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ただし「方向感定まらず」の脱却は、もう少し先…!?

2022年06月27日

◆ “巻き戻し(円売り戻し)”が優勢… - 135円半ばへ

前日に続き、先週末も「主要国の景気失速」を示唆する経済指標が発表されました。
この影響から「拙速な金融引き締めにブレーキ」との思惑が台頭し、株式が“大幅反発”する中、リスク選好に伴う“円売り”、そして主に対ユーロで“ドル売り”が進行しました。
こうしてドル円は“3日ぶりに反発”し、緩やかに“135.398円”へと値を戻していきました。

もっとも米10年債利回りの“再上昇(3.03%→3.14%)”も後押ししましたが、こちらにとっては“上値抑制”として機能する展開も想定されるところです。
このため“上値の重さ”は如何ともしがたく、ドル円に関しても“底を打った”と見るのは早計(未知数?)といわざるを得ないのが実状といえます。


◆ 「一旦ピークアウト」 VS 「日米金融当局の立ち位置の違い」

「金利差拡大」をテーマとした“円売り”は、「一旦ピークアウト」との見方が増えつつあるのは事実です。
このため目先に関しては、“上値の重さ”が継続する可能性が否めないところです。
一方で「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明ですので、“崩れる”といった展開も想定しづらいところです。
そうなると「方向感定まらず」は継続し、その時、その時の思惑次第で“上を下へと揺れ動く”になりやすい・・・?


◆ 適度な“揺れ動き”と見るのが妥当…?

“ドル主導”もしくは“円主導”のマーケットですので、「全くの膠着」にはならないとは考えます。
しかし「方向感定まらず」を想定すれば、本日に関しては“揺れ動き”はすれども“レンジ脱却”は難しいと考えたいところです。
つまり押すところがあれば“押し目買い”で、跳ねるところがあれば“利益確定売り”で対処と見たいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:136.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:135.772(6/22~6/23の61.8%戻し、+1σ)
上値3:135.625(ピボット1stレジスタンス)
上値2:135.485(6/22~6/23の50%戻し)
上値1:135.398(6/24高値)
前営業日終値:135.218
下値1:135.000(大台)
下値2:134.877(6/24安値後の50%押し)
下値3:134.754(6/24安値後の61.8%押し)
下値4:134.583(ピボット1stサポート、6/24安値後の76.4%押し)
下値5:134.356(6/24安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:94.794(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:94.686(6/22NYタイム高値《6/21高値後の戻り高値》、6/21~6/23の76.4%戻し)
上値3:94.332(6/23高値、6/21~6/23の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:94.108(20日移動平均線)
上値1:94.017(6/24高値、6/21~6/23の50%戻し水準、大台)
前営業日終値:93.879
下値1:93.639(日足・一目均衡表転換線)
下値2:93.329(6/23~6/24の50%押し)
下値3:93.167(6/23~6/24の61.8%押し)
下値4:93.064(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート、大台)
下値5:92.783(6/24安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

169.079(+2σ)
169.000(大台)
168.730(6/9高値)
168.002(6/10高値、大台)
167.808(6/22高値)
167.442(6/22NYタイム高値《6/22高値後の戻り高値》)
167.023(6/23高値、大台)
166.818(+1σ)
166.610(6/21~6/23の61.8%戻し)
166.301(6/24高値)
前営業日終値:165.945(大台)
165.730(6/24安値後の38.2%押し)
165.553(6/24安値後の50%押し)
165.376(6/24安値後の61.8%押し)
165.000(大台)
164.805(6/24安値、20日移動平均線)
164.663(6/23安値)
164.465(6/20安値)
164.000(大台)
163.905(6/16~6/21の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
163.365(日足・一目均衡表基準線)
162.988(6/17安値、6/16~6/21の61.8%押し、大台)

《10:35》
《11:15、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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