◆ “揺れ動き”も“膠着”変わらず…

英・仏総選挙というリスクイベントが終了したこともあり、昨日はポンドとユーロに&ldquo" />

FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > 目先は“上方向”への思惑が先行しやすいとは見るが…!?
マネパ為替分析 日刊レポート

最新の記事

目先は“上方向”への思惑が先行しやすいとは見るが…!?

2024年07月09日

◆ “揺れ動き”も“膠着”変わらず…

英・仏総選挙というリスクイベントが終了したこともあり、昨日はポンドとユーロに“買い戻し”が加わる中、相対的に“円売り”が進行しました。
このため欧州タイムにかけて“161.115円”へと持ち直すなど、ドル円は“堅調推移”を見せています。

一方で米経済鈍化を示唆する経済指標が相次いでいることもあり、「米早期利下げ観測」は根強いものがあります。
このため「パウエル議会証言」「米CPI&PPI」を控えて米国債に調整売りが入りやすい中、米10年債利回りがプラス圏で推移してもドルの上値は抑制されています。


◆ ただし“思惑”が台頭しやすいのは事実 - パウエル議会証言&日銀債権者会合

こうした中、本日はその「パウエル議会証言」が予定されています。
ポイントは「利下げに慎重な姿勢を継続するのか?」それとも芳しくない直近の米経済指標を背景に「早期利下げを示唆するのか?」と見られ、その思惑次第で“上を下へ”と大きく振れる展開が想定されるところです。

もう一つ、「日銀-債券市場参加者会合」も本日-明日と行われます。
国債買入減額幅やそのペース、さらには国債買入のあり方についての意見を聴取すると見られるだけに、こちらもその思惑次第で“上を下へ”と大きく振れる展開が想定されるところです。
ただどちらも、“その結果を見極めたい”との意向も働きやすいとあっては・・・?

メインテーマは米国(ドル)と見られますので、基本テーマは前者の思惑ということになりやすく、イベントを控えて米国債に“調整売り”が入りやすいとあっては、ドル円は“上方向”により意識を傾けるべき局面とは考えます。
ただし“見極めたい”との意向が働きやすい以上、基本的には“一方向への動意”は抑制的、つまり“上値の重さ”を意識する局面と考えたいところです。
後はそれらの結果次第…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

162.061(ピボットハイブレイクアウト)
161.951(7/3高値《年初来高値》、大台)
161.747(7/3安値後の戻り高値)
161.674(7/4高値)
上値5:161.588(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:161.392(7/5高値)
上値3:161.267(+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:161.115(7/8高値、日足・一目均衡表転換線)
上値1:161.000(大台)
前営業日終値:160.820
下値1:160.478(7/8安値後の押し目)
下値2:160.347(ピボット1stサポート)
下値3:160.258(7/8安値)
下値4:159.951(6/24~7/3の61.8%押し、大台)
下値5:159.874(ピボット2ndサポート)
159.681(20日移動平均線)
159.609(6/26安値)
159.442(6/12~7/3の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

109.656(+2σ)
109.543(91/3/28高値)
上値5:109.317(91/3/29高値)
上値4:109.142(91/5/9高値)
上値3:109.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:108.775(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:108.593(7/5高値《年初来高値》、7/8高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:108.336
下値1:108.159(7/8安値、7/5安値後の61.8%押し水準、ピボット1stサポート)
下値2:108.019(+1σ、大台)
下値3:107.927(7/5安値、6/25~7/5の23.6%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:107.720(ピボットローブレイクアウト)
下値5:107.575(7/3安値、6/25~7/5の38.2%押し)
107.413(6/17~7/5の23.6%押し)
107.244(7/2安値、日足・一目均衡表転換線、6/25~7/5の50%押し)
106.945(6/25~7/5の61.8%押し、大台)
106.683(6/17~7/5の38.2%押し)
106.557(6/28安値、20日移動平均線、6/17~7/5の50%押し、6/25~7/5の76.4%押し)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

210.595(08/8/12高値)
210.000(大台)
209.000(大台)
208.000(大台)
207.383(+2σ)
207.290(08/8/13高値)
207.000(大台)
206.667(7/8高値《年初来高値》)
前営業日終値:205.951(大台)
205.295(7/8安値)
205.114(+1σ)
204.980(7/5安値、大台)
204.839(6/14~7/8の23.6%押し)
204.616(7/3安値、日足・一目均衡表転換線)
204.432(6/4~7/8の23.6%押し)
204.000(大台)
203.878(7/2安値)
203.709(6/14~7/8の38.2%押し)
203.354(7/1安値)
203.049(6/4~7/8の38.2%押し)
202.980(20日移動平均線、大台)
202.795(6/14~7/8の50%押し)
202.570(6/28安値)
202.497(6/27安値)
202.418(6/26安値)
201.965(6/25安値、日足・一目均衡表基準線、6/4~7/8の50%押し、6/14~7/8の61.8%押し、大台)

《10:55》
《11:25、テクニカルライン追記》

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > 目先は“上方向”への思惑が先行しやすいとは見るが…!?