◆ さらに“巻き戻し”進行…　－　“157円後半”へ

「世界的なシステム障害（クラウドストライク）」が発生した先週末は、“リスク回避姿勢”に包まれました。
この影響でNYダウは“反落（377ドル安）”、米国債も“下落（10年債利回りは4.24％に上昇）”する中、為替では“（基軸通貨の）ドル買い”が目立ちました。
さらにトランプ前大統領が「ドル高問題に触れなかった」ことからも、“ドル買い戻し”を誘われました。
こうしてドル円は“157.862円”へと持ち直し、概ねそのままの水準で先週末の取引を終えています。


◆ 現時点で「撤退報道」は材料視されていないが…？

「バイデン大統領、大統領選から撤退」との報が今朝方には流れましたが、現時点で大きな反応は見られておりません。
このため「日米金融政策の行方（共に来週31日）」を注目する動きがメインシナリオと見られますが、米国では「ブラックアウト期間」にすでに突入しただけに、どこまで反応するかは未知数…？
いわゆる「トランプトレード」が増幅する可能性もゼロではないものの、民主党候補が決定していない状況では“材料不足”の印象は否めないところ…？

前記「撤退報道」の成り行きを見極めつつ、次なる材料を探す展開…。
つまり“様子見（膠着）”と見るのが、現時点では妥当といえるかもしれませんね。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

158.850（7/16高値、ピボットハイブレイクアウト）
158.623（7/17高値、日足・一目均衡表基準線/転換線）
上値5：158.347（ピボット2ndレジスタンス）
上値4：158.253（7/10～7/17の38.2％戻し、週足・一目均衡表転換線）
上値3：158.052（50日移動平均線）
上値2：157.972（-1σ、大台、ピボット1stレジスタンス）
上値1：157.862（7/19高値）
前営業日終値：157.501
下値1：157.273（7/18～7/19の23.6％押し）
下値2：157.016（ピボット1stサポート、大台）
下値3：156.954（7/19安値、7/18～7/19の38.2％押し）
下値4：156.614（7/18～7/19の50％押し）
下値5：156.531（ピボット2ndサポート）
156.319（7/18～7/19の61.8％押し）
156.226（日足・一目均衡表先行スパン上限、-2σ）
156.108（ピボットローブレイクアウト）


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

106.825（7/17高値）
106.482（日足・一目均衡表基準線）
106.378（7/11～7/18の38.2％戻し）
106.218（ピボットハイブレイクアウト）
上値5：105.993（週足・一目均衡表転換線、大台、ピボット2ndレジスタンス）
上値4：105.870（-1σ）
上値3：105.765（7/19高値）
上値2：105.626（ピボット1stレジスタンス）
上値1：105.424（50日移動平均線）
前営業日終値：105.260
下値1：105.173（7/19安値）
下値2：105.000（大台、ピボット1stサポート）
下値3：104.807（ピボット2ndサポート）
下値4：104.635（-2σ）
下値5：104.528（7/18安値）
104.442（ピボットローブレイクアウト）
104.022（6/18安値、大台）
103.524（6/11安値、日足・一目均衡表先行スパン上限）


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

205.781（7/16高値、7/11～7/18の61.8％戻し）
205.678（7/17高値）
205.101（7/11～7/18の50％戻し、日足・一目均衡表転換線）
205.000（大台）
204.682（20日移動平均線）
204.391（7/11～7/18の38.2％戻し、7/16～7/18の61.8％戻し）
204.224（7/19高値）
204.000（大台）
203.588（日足・一目均衡表基準線）
前営業日終値：203.342
203.130（-1σ）
202.956（7/19安値、大台）
202.652（週足・一目均衡表転換線）
202.093（7/18安値）
201.965（6/25安値、大台）
201.655（50日移動平均線、-2σ）
201.364（6/4～7/11の61.8％押し）
201.111（6/24安値、6/14～7/11の76.4％押し）
201.000（大台）
200.396（6/19安値、6/21安値）

《10:45》
《11:25、テクニカルライン追記》