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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年7月16日(火)]

2019年07月16日

 「パウエルFRB議長・議会証言」を経て、“米大幅利下げ観測”は蒸し返されました。
 発表前には“0.8%”程度へと下がっていた「7月50bp利下げ観測」でしたが、本校執筆時には“29.7%”へと持ち直しています。

 もっとも“米大幅利下げ観測”を背景に「上昇圧力の抑制(上値が重い)」ばかりに目が往く米10年国債利回りですが、実は“2016年11月来の水準(1.93%台)”に低下した3日を境に「低下圧力も一服(底堅い)」も顕著です。
 それでいて「上昇圧力の抑制(上値が重い)」ばかりが囃されるのは、根拠(裏付け)もなく「イメージが下方向」へと傾斜していることを意味します。
 こうした状況下で警戒しなければならないのは、緩やかな動きになりやすい「イメージに沿った動き(下方向)」ではなく、実はサプライズの急変動を招きかねない「逆(上)方向」…?

 もちろん現在は“材料不足”ですので「決め打ちは禁物」であり、“一旦消滅”しかけたものが“再浮上”した経緯を考えれば「次回FOMC(30-31日)まではマーケットテーマであり続ける」という可能性は否めません。
 それでも株価(NYダウ/S&P500)が史上最高値圏で推移しているのは、何も“米大幅利下げ観測”だけが背景とは限りません。
 絶好調とはいえないものの、決して悪化傾向を見せているわけではない“米経済指標”…、“底堅い米景気動向”…、そして“好調な米企業決算”…。
 それらがある中で拙速に“米大幅利下げ”に踏み切ると、実は「バブルを招く」という危険性も…?

 少なくとも現時点では「“大幅利下げ”の可能性は低い」と見るのが妥当であり、先行しすぎる思惑(イメージ)は「巻き戻される可能性あり」ということになります。
 繰り返しになりますが、“材料不足”の現状では「決め打ちは禁物」、仮に“思惑が傾斜”したとしても「悲観する必要なし」と見たいところです。


※月曜日が日本の祝日の際は、翌営業日の更新となります。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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