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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年10月21日(月)]

2019年10月21日

「米中懸念」が緩む中、先週は「Brexit懸念」一色に染まりました。
そして“ポンドの巻き戻し”に伴って、マーケットのセンチメントも改善し、ドル円は一時“108.897円”へと駆け上がりました。
しかし「蚊帳の外」のイメージは根強く、「8月急落前のレンジ(107-109円)」を突破するには至りませんでした。

こうした中、肝心の「Brexit懸念」は“先送り”となりました。
『合意を実行する法案成立まで、承認は留保』との動議が先行し、注目された「英議会での承認」がなされなかったからです。
もちろんこれを見て、英政府は「Brexit延期要請」を提出しており、EU側は「承認」すると見られますので、センチメントはそれほど悪化しているわけではありません。
しかしジョンソン英首相は相変わらず「10月末のBrexitを望む」との意向を示しており、不透明感は変わっておりません。
何より「合意なきBrexit」を完全に排除できない状況ですので、「監視をせざるを得ない」というのも変わらないことになります。

「27年ぶりの低水準となった中国7-9月GDP(+6.0%)」「弱めの米景気先行指数(-0.1%)」が重なっても“崩れていない”を考えれば、ドル円は「上に行きたがっている」「堅調推移は続く」と見ることは可能です。
しかし片付けば「米中通商協議の行方」「FOMCへの思惑」にマーケットテーマは移行すると見られた「Brexit懸念」ですが、それがまだ片付いておりません。
そうなると「蚊帳の外」も続くと見ざるを得ないことになります。

「上値の重さ」ばかりが目立ちますので“積極的に買いづらい”は続くと見るのが自然ですが、しかし「下値が堅い」も継続している以上“大きく崩れるも期待薄”ともいえます。
「Brexitの行方に振り回される」を今週も基本としつつ、しかし「上値は重いが、下値も堅い(108円台を中心とした膠着)」を地で往く展開を想定したいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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