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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年12月30日(月)]

2019年12月30日

『今週の為替相場、武市はこう見る』の配信は、年内は本日が最後となります。
今年一年、ありがとうございました。
新年は1月6日(月)の配信を予定しておりますので、来年もよろしくお願いいたします。

流動性が低下する中、ドル円は“膠着(方向感定まらず)”が続いています。
“109円半ば”から全く動くことができず、「上値は重いが、下値も堅い」を地で往く動きといえます。

2019年が「フラッシュ・クラッシュ(1/3)」から始まったことを考えれば、“上値が重い”は致し方ない面があるのは事実です。
年始早々というわけではありませんが、2018年/2017年も“ドル売り”もしくは“円買い”でスタートしていることを考えれば、なおさらです。
特に流動性が乏しい際は「何が起こるかわからない」が常ですので、「下方向への警戒」を怠るわけにはいきません。

ただし今年に関しては、過去3年と「大きく異なる点」が存在しています。
「米12月利上げが行われなかった」という事実です。

「米12月利上げ」が行われた過去3年は、「米10年債利回り」が事前に大きく上昇していました。
これが「米株式下落」の“伏線”となっていた感が否めないところです。
一方で今年は「米株式」は上昇していますが、「米10年債利回り」は上値を押さえられています。
“史上最高値水準”ということを考えれば「ポジション調整リスク」は相応に考えて置かなければなりませんが、それが「マーケットに激震を走らすか?」と問われれば“???”と答えざるを得ないのが実状です。

もちろん「米金利先高観」の後押しがなければ、金利面からくる“後押し(ドル買い)”は得られません。
また「米中貿易戦争」が払拭されたわけではなく、「弾劾」も囁かれていますので、過度な期待も禁物といえます。
それでも「リスク回避一辺倒」に傾斜することさえなければ、“下値は堅い”が継続する可能性も否めません。

少なくとも「過去3年とはマーケット環境が異なる」ということは、頭の片隅に残しておきたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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