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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年03月16日(月)]

2020年03月16日

「売りが売りを呼ぶ」といったパニック状態の中、週初(9日)には“101.174円”へと急落したドル円。
しかしその後は、“巻き戻し”が目立ちました。
「新型コロナ懸念」は“さらに拡大”しており、また株式の“乱高下”も変わっておりませんが、各国政府・金融当局の「財政政策/金融対策」が相次いだこともあり、週末(13日)には“108.493円”へと急速に買い戻されていきました。

そして週明けには「米緊急利下げ(100bp)/量的緩和再開(7000億ドル相当)」「(主要中銀による)ドル流動性供給の協調拡充」が示されたことで、“巻き戻し”はさらに加速するか?に思われました。
しかしファーストアクションは“(金利面から見た)ドル売り”と“(信用不安に伴う)株安”であり、NYダウ先物が“1000ドル超の急反落”を演じる中、ドル円は“105.702円”へと押し戻されています。

もちろんのり代が乏しいと見られる日銀の動向次第では、“失望感”ならびに“不透明感”が再び台頭してもおかしくありません。
それでも「(GPIFを通じた)ステルス介入」の思惑が下値では存在し、何より「(信用不安回避に向けた)各国当局の強い意志」は顕著になりつつあります。
…となれば、「金利面」を背景にした“上値の重さ”が露呈する可能性は否めないものの、「リスク回避」を背景にした“パニック売り(円買い)の再燃”は甚だ疑問…?
さらに「欧景気後退リスク」が顕著ということを考えれば、「ドルの優位性」が見直され手もおかしくない…?

まだ“神経質”かつ“乱高下”を想定せざるを得ませんが、少なくとも先週初のような「売りが売りを呼ぶ」といったパニックからは“大きく後退した”と考えてもよさそうに思います。
つまり「どこで落ち着くか…?」が、目先のポイント(見極め)となりそうです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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