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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年05月25日(月)]

2020年05月25日

「経済活動再開期待(リスク選好)」VS「米中懸念活発化(リスク回避)」を揺れ動く構図となっており、「センチメントの方向性」は依然として定まっておりません。
また「ドルと円の綱引き(リスク選好時はドル売り⇔円売り/リスク回避時はドル買い⇔円買い)」も主導権が一向に定まらず、こちらの側面からも「方向感定まらず」は続いています。
こうして週初こそ“107円台”へ切り上げたドル円でしたが、その後は“(107円台で)膠着”を強いられているのが実状です。

「経済活動再開期待」はさらに進行すると見られるだけに、引き続き“下値の堅さ”が顕著に表れると見るのが自然です。
しかし「香港国家安全法」は大きな荒波となっており、少なくとも全人代終了(~28日)までは「米中懸念活発化」は否めないところがあります。
これに燻り続ける「コロナ感染・第2波」の存在を考えれば、“上値が重い”を払拭するのは難しい・・・?

テクニカル的に見ると、先週記した“日足・一目均衡表先行スパンの雲上限(本日は108.220円)”が、週央(27日)を境にして“緩やかに下降”へと再び転じます。
つまり「レンジ推移は継続」と考えれば“レンジ上限再縮小”となりますが、「上抜け/下抜け」で考えれば“抜けやすい”ともいえる…?
それでいて“雲の下限は横ばい(106.697円)”は続きますので、仮に“前者”となっても“下値の堅さ”は維持される…?

ファンダメンタルズ的には「レンジ推移は継続」が今週も基本ということになりそうですが、少し気にしておきたいシナリオといえそうです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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