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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年06月15日(月)]

2020年06月15日

米雇用統計(NFPはまさかの+250.9万人)をキッカケとした“ポジティブ姿勢”は、長くは続きませんでした。
「材料出尽くし」+「110円の壁」が意識されたことで、次第に“上値の重さ”が目立ったからです。
さらにFOMCにて「米景況不透明感」「米金融緩和の長期化」も再認識されたことで、次第に“ドル売り”に拍車をかかっていきました。
「コロナ感染第2波」への懸念も重なった11日には「NYダウが崩れた(史上4番目の下げ幅:△1861ドルを記録)」こともあり、「リスク回避→円買い」から“106.571円”へとさらに押し下げられています。
もっとも資源国通貨等では「有事のドル買い」も見られていますので、その後は“下げ渋り”が見られているのも事実といえます。

こうして「センチメントの転換(リスク選好→リスク回避)」は見られましたが、「ドルと円の綱引き(現在はリスク回避のドル買い⇔円買い)」も再認識されたかっこうといえます。
つまり「方向感定まらず」に戻りやすいと見るのが自然ということになりますが、一方で「直近のイメージ(リスクセンチメントに振り回された)」の残存から“リスク回避→円買い”が根強いのも、また事実です。
すでに「元居たレンジの下限(107円前半)」へ押し戻されたにもかかわらずです。

「米景況不透明感」「米金融緩和の長期化」が再浮上しているだけに“リスク回避→円買い圧力”が根強く意識される展開は否めないところですが、“下値は限定的”を基本として「丁寧な買い拾い」で臨みたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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