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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年09月07日(月)]

2020年09月07日

『パウエル米FRB議長講演(2%超を容認)』『安倍首相発言(辞任の意向固める)』にて“105円前半”へと押し戻された先々週に対して、先週は“巻き戻し”が先行しました。

まず『アベノミクス継承(次期首相は菅官房長官優勢)』との思惑は、“円売り戻し”を誘いました。
『上値達成感(ユーロドルは節目1.20ドルに到達)』の台頭も、“ドル買い戻し”を誘った印象があります。
道中では『高値警戒感(米株式急落)』にて“押し戻される(リスク回避の円買い)”場面も見られましたが、『好内容の米雇用統計(NFP:+137.1万人/失業率:8.4%)』の影響もあって“巻き戻し”は継続しました。
ただ『ポジション調整(米3連休前)』は如何ともしがたいものがあり、“下値の堅さ”が示されたものの、“上値の重さ”は引きずっているのが実状といえます。

『主だった米経済指標』が不在となる今週は、『自民党総裁選(告示:8日/投開票:14日)』『米追加景気対策の行方(米議会再開:8日~)』『ECB理事会(10日)』辺りがテーマ化すると見られます。
いずれも“次なる方向性”へとつながる期待感を孕みながらも、“思惑が交錯”しやすいものばかりです。
つまりその分だけ“様子見ムード”は高まりやすいと見るのが、自然な要因ばかりといえます。

ただ『自民党総裁選』は“ほぼ確定的?”と見られており、米大統領選を控える中で『米追加景気対策の行方』に関しては“期待感が高まりやすい”と考えるのが自然です。
『ECB理事会』に関しては“どちらともいえない”という面がありますが、ただ前記したように“(ユーロドルでは)上値達成感”が台頭しています。
つまり“(ドル円の)上値が重い”は避けられなくとも、“大きくは崩れない”と見るのがやはり妥当…?

テクニカル的に見ると、“日足・一目均衡表基準線/転換線(本日は106.074円)/先行スパン下限(同105.954円)”が下値を支えている印象があります。
一方で“50日移動平均線(同106.406円)/3日高値(106.545円)”が、上値を押さえている印象が否めないところです。
どちらに抜けるかは“今後の成り行き次第”ということになりますが、“大きくは崩れない”との見方を堅持しつつ、神経質なマーケットと向かい合いたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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