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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年10月12日(月)]

2020年10月12日

先週は“振り回された”という表現が、ピッタリ当てはまる1週間でした。

まず前週末より台頭していた「トランプ大統領・新型コロナ感染」との懸念は、「早期の退院」で急速に和らぎました。
しかし『米追加景気対策を大統領選挙後まで協議停止』発言から再び“リスク回避姿勢”に振れると、今度は『一部支援策に含み(航空会社支援&金額限定の小切手配布等)』発言にて巻き戻されました。

週末には「人民元切り上げ」がマーケットの話題を攫い、全般的に“ドル売り”へと傾斜する場面が見られました。
しかし人民元高抑制が目的と見られる「為替フォワード準備金要件撤廃」を中国人民銀行が発表し、落ち着きを取り戻しつつあるように見えます。
つまり「ヘッドラインに振り回された」ものの、「右往左往」しただけで、「方向感定まらず」は何ら変わっていないということになります。

「米追加景気対策を巡る協議」はまだ先行きが見えないだけに、再び「ヘッドライン(条件緩和等)に振り回される」といった展開も否めないところがあります。
さらに「米大統領候補者・第2回TV討論会」が中止されたことで、「各陣営から好き勝手に思惑が流れる」といった可能性までゼロではありません。
しかし米大統領選を来月初(11/3)に控えるスケジュール感を考えれば、
「金額の溝を埋めるのは容易でない」「思惑は一方向に傾斜しない」と見るのが自然な状況であるのも、また事実です。

テクニカル的には“日足・一目均衡表先行スパン上-下限(本日は106.073-172円)”が上値を押さえ込んでいるものの、“同転換線(同105.520円)/20日移動平均線(同105.383円)”が下値を支えている印象があります。
さらにそれに沿う格好で、オーダー状況もドル売り/ドル買いが同水準に展開しているのが実状といえます。

「ヘッドラインに振り回される」は今週も続きそうですが、「一方向には傾斜しない」を前提に、ポジショニングを組み立てたいところです。
つまり人民元高に押し下げられた現行水準は、「絶好の押し目買いチャンス」と見ることも十分可能…?

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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