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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年11月9日(月)]

2020年11月09日

注目の「米大統領選」は、想定以上の“大混乱”を演じました。

まず選挙前は「バイデン優勢」に傾斜していたマーケットでしたが、開票当初の「トランプ氏優勢」で“巻き戻し”が進行しました。
しかしながら郵便投票開票を機に「バイデン優勢」へと転じると、マーケットは再び“リスク選好→ドル売り”を織り込みにかかりました。
開票直後(4日)に“105.336円”へと上値を伸ばしていたドル円は、この影響から6日にかけて“103.176円”へと売り込まれています。
昨日(8日)には「過半数獲得」を背景に「(バイデン陣営より)勝利宣言」も飛び出しましたが、「(トランプ陣営は)訴訟で対抗」と報じられるなど、まだまだ予断を許さないのが実状といえます。

それでも「訴訟で対抗」という不透明感は残るものの、「勝敗が覆る可能性は低い」との見方が一般的です。
これが「不透明感はさらに後退」との見方につながり、“リスク選好→株高・ドル安”への思惑を後押ししていると見られます。

しかし期待された「トリプルブルー(大統領選/上院/下院全てが民主党)」にはなっていない状況下、その原因となっている上院に関しては依然として“拮抗(本稿執筆時は48:48)”しているという現実があります。
さらにリスク選好姿勢は“ドル売り”と共に“円売り”をも促しかねない要因であり、すでに直近は“ドル安”が進行してきたということもあります。
つまり“リスク選好→株高・ドル安”への期待は根強いものの、どこまで続くかは微妙…?

「上院の動向」や「バイデン陣営の組閣状況(円高けん制の実績を持つブレイナード氏が財務長官に選出等)」に気を配りながらにはなりますが、一応今週は“巻き戻し”を主体に考えるべき時間帯かもしれません。
もっとも“3/12安値(103.074円)”を割り込むと、テクニカル的には“3/10安値(102.000円)”まで下値メドが見当たらない「真空地帯」に差し掛かっていますので、警戒しながらになりますが…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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