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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年12月07日(月)]

2020年12月07日

「月末要因(ドル売り)」を背景に、“103.831円”へと値を落とした週初。
しかし「コロナワクチン(緊急承認)」の期待感を背に、“104.751円”へと買い戻された週央。
そして「コロナワクチン(出荷目標引き下げ)」への懸念から“103.670円”へ再び値を落とすと、最後には「米追加経済対策・早期成立」への思惑から“104.240円”へと押し戻された週末…。
「揺れ動き」こそ見せるものの、「方向感定まらず」からは抜け出せずにいるのが実状といえます。

当該傾向は続く可能性が高いだけに、今週も「方向感定まらず」が継続する可能性は否めないところがあります。
「リスク選好姿勢」は“ドル売り”と共に“円売り”ももたらすと見られるものの、「米追加緩和観測」は“ドル売り”をより促す可能性も否めない…?
逆に高騰するユーロドルには「往き過ぎ(割高)感」がついて回り、米株式にも同じく「過熱感」が燻り続けていることを考えれば、」、“ポジション調整→ドル買い戻し”が活発化する可能性も十分…?

7日メドとされる「米追加経済対策」の続報が、まずは目先のポイントと見られます。
ただここで「方向感定まらず」から抜け出すことができなければ…?
今週も「方向感定まらず」を基本とし、ただし「適度に上を下へと揺れ動く」といった展開を想定すべきかもしれませんね。
特に今週は、主だった米経済指標が不在となりますので…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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