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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2021年03月22日(月)]

2021年03月22日

「2大ビッグイベント(FOMC/日銀会合)」を終えて、マーケットは再び「日米金利格差」を意識し出しているように見えます。

まずFOMCでは、「金利見通し(ドット・チャート)」が“2023年末まで利上げの予想が増加(5人→7人)”と“中央値は据え置き(11人)”で割れました。
一方でパウエル議長会見では「金利上昇への認識」について“楽観姿勢”が貫かれたことで、幾分“金融緩和長期化”との思惑が押し出されました。
いわゆる「どっちつかず(どちらにも取れる)」であったことから、「方向感定まる」に至ることはありませんでした。
ただ“利上げ時期前倒し”との思惑が増幅することは、少なくともありませんでした。

一方でもう一つの注目であった日銀会合では、「長期金利の変動幅」が“拡大(±0.20%→±0.25%)”されました。
さらに「短期金利連動の貸出促進付利制度創設」「ETFの原則買い入れ枠(年間6兆円)撤廃」等も示されました。
しかし「円金利の上昇余地」という観点では、“乏しい”といわざるを得ません。
このため「日米金利格差」に再び脚光が浴びやすくなっている印象があり、次第に“金利選好→ドル買い・円売り”が優勢となりつつあります。

もちろん「株安の連鎖」も同時進行していますので、“リスク選好後退→ドル売り・円買い”が重く圧し掛かっているのは否めないところです。
ただ懸念された「米中閣僚級協議(アラスカ会談)」では、喧々諤々とした非難合戦こそ行われたものの、すぐに貿易戦争へと発展する可能性は低い…?

今週は主要イベントが乏しい分だけ、“さらなる上値追い”に発展するかは微妙です。
しかし「米金利先高観」の根強さを考えれば…?
少なくとも“リスク回避→円買い”につながる展開は、さらに乏しいと考えておきたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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