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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2021年11月8日(月)]

2021年11月08日

衆院選・米FOMC・英MPC・米雇用統計等と、先週は様々なイベントがありました。
それでも“方向感定まる”に至らず、ドル円は“膠着(113円後半~114円前半)”を続けています。

注目の米FOMCでは「テーパリング開始」が決定されたものの、「利上げは時期尚早」とのパウエルFRB議長発言が重石となりました。
米雇用統計も「3カ月ぶりの好内容(非農業部門雇用者数:+53.1万人/失業率:4.6%/平均時給:+4.9%)」となったものの、「労働参加率の横ばい(61.6%)」が往く手を遮りました。
こうして「早期の米利上げ観測」が台頭するには至っておらず、株高を背景に“リスク選好→円売り”は継続しているものの、ドル円は“上値の重さ”が目立っています。

これで先週/先々週と続いた主要イベントは終了したものの、“タカ派寄り”となった中銀はありませんでした。
これは「コロナ感染再拡大」が影響している面もありますが、「インフレは一時的」との見方を変えるほどのポジティブは「現時点では存在しない」を意味します。
一方で「資源価格高騰」のみを背景にして“タカ派寄り”へとマーケットが傾斜している印象が否めないだけに、目先は“巻き戻し”が先行しやすい点は否めない…?

「米PPI(9日)/CPI(10日)」というインフレ指標が今週も予定されていますので、「早期の米利上げ観測」が再燃しないとは限りません。
このため決め打ちは禁物ですが、目先は“上値の重さ”が先行しやすいと見ておくべきかもしれません。
少なくともさらなる上値追いには“パワー不足”との認識を持って、次なる材料の台頭に備えたいところです。
まずは緩やかに低下しつつある「資源価格動向」と、そして高騰続ける「米株式動向」に目を光らせながら…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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