FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

YEN蔵の外国為替見聞録

最新の記事

金融緩和を継続するメキシコ中央銀行とペソの投資戦略

2020年02月14日

先進国のマーケットはコロナウイルスの感染拡大頭打ちとの観測で12日に欧米市場の株価は一段と上昇しました。新興国通貨は7日10日に対ドルで下落しましたが11日からは上昇しています。
10月にFRBが予防的な利下げを休止して以降も新興国の中央銀行は金融緩和を続けています。先週も5日にタイ中央銀行が政策金利を1.25→1%に引き下げ、ブラジル中央銀行が予想通り政策金利を4.5→4.25%に、6日にインド中央銀行は政策金利を5.15%に据え置き、フィリピン中央銀行は政策金利を予想通り4→3.75%に引き下げました。7日にロシア中央銀行は政策金利を予想通り6.25→6%に引き下げました。
タイはコロナウイルスの感染拡大による中国人観光客の減少、ロシアはインフレ率の低下が利下げ要因となりました。
コロナウイルスの拡大による経済の減速は今のところ予想ができません。早期に拡大が終息すれば影響は限定的でしょうが、長期に及ぶ場合は特に中国の経済減速が顕著になり新興市場への影響も拡大する可能性はあります。

今週は南アフリカランドとメキシコペソは対ドルでも対円でも上昇しましたが、トルコリラは対ドルでも対円でも下落しました。
13日にメキシコ中央銀行は政策金利を予想通り7.25%から7%に全会一致で引き下げました。利下げは5会合連続になります。
メキシコの消費者物価指数は11月に前年比2.97%まで低下しましたが、12月は2.83%、1月は3.24%と若干上昇しています。しかし、2018年9月の6.77%からは大幅に低下しています。消費者物価指数に比べて政策金利は高止まりしています。1月30日に発表されたGDPは前期比0%、前年比-0.3%となりました。2019年通年では-0.1%となり2009年以来のマイナス成長となりました。マイナス成長の要因は投資の減少にあります。
声明では2020年の経済成長は、昨年の四半期報告で示した見通しを下回る見込みであり、リスクは下向きに傾いているとしました。
デレオン・メキシコ中銀総裁は26日発表の四半期報告で成長率見通しを引き下げるとしましたが、新たな貿易協定であるUSMCAで不透明感は一部解消し、これにより経済成長が回復する可能性もあると指摘しました。
物価指数に対して高い政策金利とマイナス成長を受けて、当面メキシコ中央銀行は緩和策を継続するものと思われます。

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント

MXN/JPY 一時間足BIDチャート


チャートはメキシコペソ円の時間足です。今週のメキシコペソ円は一時5.911円に上昇するなど堅調に推移しています。ドルメキシコペソも利下げ後に18.582に下落(ドル安ペソ高)しペソは堅調です。
先週の高値5.923円付近など5.92付近は何度も止められているレジスタンスレベルで、ここを上抜けできれば4月22日の高値5.968円付近への上昇が期待できます。
しかしRSIを見ると高値圏から低下してきており5.923円付近が上抜けできないと、サポートである5.893円、5.883円付近への下落が予想されます。
5.883円付近が維持できないと先週の安値5.877円付近への下落が予想されます。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、為替リスクを想定し通貨ペアごとに当社が定める額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > YEN蔵の外国為替見聞録 > 金融緩和を継続するメキシコ中央銀行とペソの投資戦略