FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

YEN蔵の外国為替見聞録

最新の記事

株価の上昇はいつまでか

2020年06月05日

株価主導によるリスクオンの流れは今週も継続しています。6月3日の時点でダウは最高値から11.1%、SP500は最高値から7.8%、ナスダックは最高値から1.4%までに迫ってきています。日経平均も1月17日の高値24115.95円に5.4%まで迫ってきています。
株価上昇主導によるドル売り円売りの流れは2日にドル円がレジスタンスになっていた108円を上抜けしたことで円売りが一段と加速しクロス円、ドル円ともに円全面安となりました。新興国通貨も2日に一段と円安が進みました。


新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント


【トルコリラの材料と予測】

29日に発表された第1四半期のGDPは前年比4.5%と前回の6%、予想の4.9%を下回り引き続きトルコ経済は減速しています。3日に発表された5月の消費者物価指数は前年11.39%となり4月の10.94%、予想の11.00%を上回りました。トルコの消費者物価指数は通貨安もあり上昇しています。トルコの政策金利は8.25%ですから実質マイナス金利になっており、これは通貨価値にとってはマイナスの材料ですが、今週のトルコリラはリスク選好の流れを受けて上昇しました。
今後のトルコのイベントは10日に失業率、12日に4月の経常収支と鉱業生産の発表があります。
ドルトルコリラは6.6875リラと4月13日に以来のドル安リラ高になっています。6.68付近を下抜けできれば75日移動平均線の6.6635、6.66付近へリラ高が加速する可能性があります。ここが下抜けできないと6.68~6.85のレンジを予想します。

TRY/JPY 日足BIDチャート

リラ円は20日移動平均線の15.66円付近がサポートされ16.239円まで上昇しました。60日移動平均線の16.04円がサポートされています。一目均衡豹の転換線が15.94円に位置し15.94~16.04円付近が維持できれば16.50円付近、そこを抜ければ一目の雲の上限の16.80円付近への上昇を予想尾します。


【南アフリカランドの材料と予測】

南アフリカは感染症の拡大が止まらず6月4日の時点で37,525人の感染者と792人の方がなくなっています(ジョージタウン大学HPより)。南半球ではこれから冬になりますから感染拡大の影響がさらに高まる可能性があります。このような中でラマポーザ大統領は6月1日からロックダウンを徐々に解除する決定をしています。今後の感染の状況と経済の回復の速度が注目されます。
1日に発表された製造業PMIは50.2と前月の46.1から上昇しました。一方で3日に発表されたHSBC全体経済PMIは前月の35.1から32.5に低下しました。
来週は9日に失業率の発表があります。
ドルランドはサポートされていた17.30ランド付近が下抜けして16.90ランド付近までランド高となっています。17.30付近に75日移動平均線、一目均衡表の転換線が位置しレジスタンスとして機能するでしょう。16.50付近への下落を予想します。

ZAR/JPY 日足BIDチャート

ランド円はレジスタンスになっていた6.1円付近を上抜けして6.463円まで上昇しています。6.1円付近には20日移動平均線が位置し、60日移動平均線も6.15円に位置し6.1~6.15円付近が中期的なサポートとして機能しています。
一方で6.45付近が38.2%戻し(7.815~5.595円)、6.53円に一目均衡表の雲の上限になりこのレベルが中期的なレジスタンスとなりそうです。ここが抜けないと6.1~6.5円のレンジ、上抜けした場合は50%戻しが6.71円、200日移動平均線の6.75円がターゲットになります。


【メキシコペソの材料と予測】

メキシコも感染拡大が深刻ですが、オブラドール大統領は経済再開に軸足を移しており抗議デモなども起こっています。米中対立が加速する中でメキシコに生産拠点を移す動きが現実味を帯びています。このことはメキシコ経済にとってはプラスの材料です。
来週のメキシコ指標は8日に消費者信頼感指数、9日に消費者物価指数、11日鉱工業生産の発表があります。
ドルメキシコペソはサポートされていた23.50、22.80付近を下抜けしてドル安ペソ高が加速しました。一目均衡表の雲の下限が位置する22.17付近も下抜けして一時21.50ペソまで下落しました。22.17付近は一目均衡表の雲の下限とともに、50%戻し(18.50~25.80)にあたり短期的なレジスタンスとして機能しそうです。

MXN/JPY 日足BIDチャート

ペソ円は4.755円付近で20日移動平均線と60日移動平均線がゴールデンクロスしており、そのレベルがサポートとして機能しています。
5.12円付近が一目均衡表の雲の上限、50%戻し(6.008~4.22円)が位置しており、また200日移動平均線が5.17円に位置し、このレベルが中期的なレジスタンスとして意識されます。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、為替リスクを想定し通貨ペアごとに当社が定める額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ