新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント

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FOMCを終えた新興国それぞれの動き

2022年07月29日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント


【トルコリラは下落継続】
カブジェオール・トルコ中銀総裁は28日、年末時点でのトルコのインフレ率予想を前年比60.4%とし、3か月前の42.8%から大幅に引き上げました。マーケットの予想は70%となっています。
政策が効果を発揮し、経常収支が持続可能な水準に達すれば、インフレ率は急速に低下するとの見方を示しました。トルコは今年に入って経常収支が改善していますので、観光収入が予想を大幅に上回っていることが寄与し、商品価格が低下すれば、経常収支は好転するだろうと述べています。

USD/TRY 1時間足BIDチャート

ドルトルコリラの上昇は止まらず、17.9376リラまで上昇しています。17.50リラ付近がサポートレベルとなり、前回高値の18.2704リラを目指す動きを予想します。

TRY/JPY 日足BIDチャート

リラ円はサポートされていた7.6円付近を下抜けし、7.448円まで下落しました。7.4~7.7円のレンジを予想します。


【FOMCを受けてランドは堅調に】
ラマポーザ大統領は25日、深刻な電力危機に対処するため新たな措置を発表しました。
メンテナンス費用を、民間から人材を登用したりすることで発電量を増やす施策を行うとともに、独立系電気事業者や南部アフリカの電力プールのメンバー国から余剰電力を購入することを目指すようです。

USD/ZAR 日足BIDチャート

FOMCにおけるパウエル議長会見を受けて、米長期金利は低下/ドル安となり、ドルランドも16.5489ランド付近まで下落しています。17.25ランド付近が高値となり、下落トレンドとなっています。
サポートレベルである16.50ランド付近が維持されれば、16.50~17ランドを予想。16.50付近を下抜けする場合は、前回高値の16.25ランド付近への下落を予想します。

ZAR/JPY 日足BIDチャート

ランド円は8円割れがサポートされていますが、8.2円付近がレジスタンスになり、8~8.2円のレンジで推移しています。8円が維持されれば、8~8.4円のレンジを予想します。


【インフレ率高止まりで利上げ継続か】
22日に発表された7月前半の消費者物価指数は、前月後半比で0.43%上昇し、予想の0.39%を上回りました。年率でも8.16%と予想の8.1%を上回り、食品・エネルギーを除くコア・インフレ率は前年比7.56%となりました。
8月11日には、メキシコ中銀による利上げ観測が高まっています。

USD/MXN 日足BIDチャート

ドルメキシコペソは20.70ペソ付近が短期的な高値になり、ドル下落の流れで20.2750ペソ付近まで下落しています。20.20ペソ付近が下抜けした場合は、20ペソ付近への下落を予想します。20.20ペソが維持されれば、20.20~20.70のレンジを予想します。

MXN/JPY 日足BIDチャート

中期的にペソ円は、6.4~6.8円のレンジ内での動きが続いています。短期的には6.6円付近の一目均衡表の雲上限がサポートしており、ここが維持されれば6.6~6.8円のレンジを予想します。ここを下抜けする場合は、6.5円付近への下落を予想します。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


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