新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント

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YEN蔵の外国為替見聞録

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新興国通貨は下落

2023年08月07日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント



【トルコの物価は上昇】
3日発表された7月のCPIは前月比9.49%となり、6月の3.92%から大幅に上昇し、予想の9.1%も上回りました。前年比は47.83%で、6月の38.21%、予想の47.3%を上回りました。
6月までは8か月連続で物価が減速していましたが、付加価値税、法人税、燃料の特別消費税など複数の税率を上げたため、CPIの上昇は予想されていました。

USD/TRY 日足BIDチャート

先週のドルリラは26.6266~27.3135でほぼ動きなしでした。ここ2週間は高値圏で小動きになっています。

TRY/JPY 日足BIDチャート

リラ円は5.084~5.312円のレンジで、0.38%の上昇となりました。7月安値の5.06円付近がサポートになっています。短期的なレジスタンスは先週の高値5.32円付近、25日移動平均線の位置する5.36円付近で、5.06~5.36円のレンジを予想します。


【南ア経済は引き続き減速】
3日に発表された7月のPMIは48.2となり、6月の48.7から低下しました。5か月連続で50を下回っています。物価上昇とさえない企業信頼感が需要の重しになり、国営電力会社エスコムによる計画停電が景気に影響を与えています。
燃料価格の上昇と通貨安によってコストが上昇し、インフレ率が上昇したことで販売価格も上昇し、顧客に価格転嫁が続いています。さらに価格上昇があると、民間部門の低迷が長期化する可能性があります。

USD/ZAR 週足BIDチャート

先週のドルランドは17.5619~18.7666のレンジで、4.94%の上昇となりました。ドルランドは6月の高値19.911から下落トレンドが続きましたが、一目均衡表の雲、75日移動平均線が位置する17.40付近がサポートとされ、大きく反発しました。17.40付近を維持するようであれば、17.40~19.50ランドのレンジを予想します。

ZAR/JPY 週足BIDチャート

先週のランド円は7.568~8.068円のレンジで、3.68%の下落となりました。一目の雲8.06円付近がレジスタンスになり、下落しました。7.45~7.7円付近は25日線、上昇前のサポートレベルなどが位置しています。このレベルがサポートされれば、7.45~8.05円のレンジを予想します。


【メキシコ中銀理事はハト派なスタンス】
ジョナサン・ヒース・メキシコ中銀理事は、メキシコ中銀の政策金利は適切な水準にあると述べました。2日にインタビューの結果が公表されました。
歴史的にFRBの金融政策を重要視するメキシコ中銀ですが、米国が利上げを継続しても追加利上げに関しては消極的だと述べ、世界的なインフレ圧力が緩和する中で、国内の物価動向を非常に注目しているとしました。さらに労働市場がひっ迫していることや、1月の最低賃金の引き上げによって労働コストが一段と上昇する可能性についても指摘しました。
状況が悪化すれば追加引き締めが必要になる可能性もありますが、最良のケースだと年末までに金利を小幅に引き下げる可能性があると、ややハト派的なスタンスを示しました。

USD/MXN 日足BIDチャート

先週のドルペソは16.6336~17.4176のレンジで、2.51%の上昇となりました。ここまで下落トレンドが続いていましたが、先週は反発しました。17.40付近は6月以降の戻り高値で、ここがレジスタンスになれば16.65~17.40のレンジを予想します。このレンジをブレークすると、16.61~17.75のレンジを予想します。

MXN/JPY 日足BIDチャート

先週のペソ円は8.181~8.55円のレンジで、1.68%の下落となりました。先週は一時8.55円と高値まで上昇しましたが、その後下落しました。直近の安値8.13円のサポートはまだ機能しており、ここ維持されれば8.13~8.55円のレンジを予想します。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


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