マネパの豪ドル特集

米ドル/円以上のボラティリティ!豪ドル/円の魅力

2019/05/17
マネーパートナーズ

2019年の豪ドル/円は米ドル/円以上のボラティリティ

豪ドル/円は実は値動きの大きい通貨ペアであることをご存知でしょうか?
2019年以降の米ドル/円と豪ドル/円の1日の変動幅(高値-安値の差)を比較すると、1営業日の変動幅が1.0円を超えた日数は

米ドル/円…6日
豪ドル/円…12日

と、実に2倍!通貨ペアの値動きの大きさを「ボラティリティが大きい」「ボラティリティが小さい」と表現しますが、2019年の豪ドル/円は米ドル/円以上のボラティリティと考えてよいでしょう。

特に1月2日から3日にかけては、アップル社が業績の下方修正を行ったことがきっかけとなったアップルショックにより、2営業日だけで豪ドル/円の変動幅合計は5円を超えています。ポンド/円やユーロ/円などの主要通貨ペアが2018年末の水準までなかなか値を戻せていなかった中で、豪ドル/円はいち早く回復していました。
また、2月6日はオーストラリア中央銀行の総裁が金利引き下げをの可能性を明言したことによって1.5円以上の変動が生じました。
その他にも4月12日には、中国の景気減速への懸念の後退や総選挙を控えた政府の景気対策への期待から変動幅が1円を超えています。

中国との関係

なぜ、中国経済が豪ドル/円の相場に影響を与えるのかというと、オーストラリアは輸出品の大半を石炭や鉄鉱石などの資源が占めており、2018年時点では中国が輸出先のトップになっているため。中国が不況になればオーストラリアの輸出量が減少し、オーストラリアの経済にも悪影響を及ぼしてしまうからです。

直近では、米中貿易摩擦を巡ってトランプ大統領が中国への追加関税を表明した5月6日の変動幅(円)と変動率(%)は

米ドル/円…約0.68円、約0.61%
豪ドル/円…約0.86円、約1.11%

米国の追加関税に対して中国が報復関税を課すことを表明した5月13日の変動幅(円)と変動率(%)は

米ドル/円…約0.81円、約0.73%
豪ドル/円…約1.09円、約1.42%

となっており、僅差ではありますが豪ドル/円が米ドル/円のボラティリティを上回っています。
このように、貿易摩擦は米中二国間だけの問題ではなく中国と密接に関わっている国にも影響を与えるため、豪ドル/円を取引する上では注視する必要があります。

経済指標としては、雇用統計、オーストラリア中央銀行の政策金利発表やGDP発表の際には大きな相場変動が起こりやすいため、豪ドル/円を取引する上では重要視されています。
前述の通り、豪ドル/円は中国経済にも左右されるため、オーストラリアだけでなく、景況感を表す製造業購買担当者景気指数(PMI)や貿易収支などの中国の経済指標も見逃せません。
指標以外でも、金利に関わる中央銀行総裁などの要人発言が相場を左右する可能性は十分にあり、最近では5月18日から始まる総選挙に関する報道がマーケットに影響を与えているため、指標だけでなくイベントもチェックすることも取引のチャンスにつながります。

今後のイベント・経済指標

今後のイベントや経済指標のスケジュールは以下の通りです。

5月18日~ オーストラリア総選挙
5月21日 オーストラリア中央銀行、金融政策会合議事要旨公表
5月31日 中国製造業購買担当者景気指数(PMI)
6月1日~ 中国が米国からの600億ドルの輸入品に最大25%の関税を上乗せ開始
6月4日 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
6月10日 中国貿易収支
6月13日 オーストラリア雇用統計