マネパの豪ドル特集

4月2日高値に迫るも届かず
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2021/04/19
マネーパートナーズ

豪ドル円の4月16日終値は84.117円、前日比0.179円安と小幅下落した。取引レンジは84.371円から84.079円。
米長期債利回りが3月末で頭打ちとなって低下に転じたことで為替市場はドル安へ向かい、ドル円が下落する一方で豪ドル米ドルが反騰したために豪ドル円は4月9日安値と13日夜安値で83.037円の同値を付けてダブル底を形成して反騰入りした。豪経済指標も軒並み良好だったことや、NZドル米ドルが急騰したことも押し上げ材料となって14日夜には84円台を回復、15日夕には84.407円まで高値を切り上げたが、4月2日高値84.483円には一歩届かずに足踏みとなり、16日は米長期債利回りがやや上昇気配となったことで豪ドル米ドルの上昇が行き詰まり、ドル円がやや下げ渋ったものの豪ドル円は84円台序盤にとどまり、終値ベースでは前日比若干のマイナスで終わった。
豪ドル米ドルは2月25日高値0.80067ドルから4月1日安値0.75319ドルまで下落してからは0.760ドル割れを買い戻されつつ0.765ドル超えでは売られる持ち合いにつかまっていたが、13日夜の米長期債利回り急低下をきっかけに反騰入りした。先週は豪経済指標も軒並み強く、14日の4月ウェストパック消費者信頼感指数が前月比6.2%上昇と予想の1%上昇を大幅に上回り、15日の3月豪雇用統計でも失業率が2月の5.8%から5.6%へと改善、雇用者数も2月の8.87万人増に続いて7.07万人増と好調さをみせた。ロックダウン解除による感染抑制に成功した国としてニュージーランドと共に国際的評価も上がり、厳しいロックダウンの解除とワクチン普及開始が景気回復感を強めている。ただ、血栓発生問題でアストラゼネカ製からファイザー製へと変更することで当初のワクチン接種完了予定が先延ばしとなったことは若干のマイナス要因となった。
豪ドル円は3月18日高値85.444円で昨年3月来最高値を更新したところから3月24日安値82.283円へ急落したが、2月26日安値割れを回避して戻し、4月9日への下落時も3月24日安値からは底上げ状態で持ち直しを見せている。しかし4月2日高値を超えられていないため、安値切り上がりで抵抗線フラットの三角持ち合いの範囲にとどまっているため、上昇再開感を強めるには4月2日高値を超える必要がある。
為替市場は米長期債利回り動向に左右される展開が続いている。3月30日から急低下した米10年債利回りは16日にやや上昇したものの1.60%を下回っており低下一服状況にあるが、再び上昇し始めるとドル円は上昇しても豪ドル米ドルが失速して豪ドル円の上げ足を引っ張る可能性もあるところ。逆に米長期債利回りが一段と低下すればドル円はさらに下落するだろうが豪ドル米ドルの反騰に力強さが増して豪ドル円を押し上げてゆくと考えられる。しばらくは米長期債利回り動向から目が離せない状況だ。

【当面の豪関連の主な予定】

4/20(火)
10:30 (豪) 豪準備銀行(豪中銀)、金融政策会合議事要旨公表

4/21(水)
07:45 (NZ) 1-3月期 消費者物価 前期比 (10-12月 0.5%、予想 0.8%)
07:45 (NZ) 1-3月期 消費者物価 前年同期比 (10-12月 1.4%、予想 1.5%)
09:30 (豪) 3月 ウエストパック景気先行指数 前月比 (2月 0.02%)
10:30 (豪) 3月 小売売上高 前月比 (2月 -1.1%、予想 1.0%)

4/22(木)
バイデン米大統領、気候サミット開催(4月23日まで、オンライン)
20:45 (欧) 欧州中央銀行(ECB)政策金利 (現行 0.00%、予想 0.00%)

4/23(金)
08:00 (豪) 4月 マークイット・製造業PMI (3月 56.8)
08:00 (豪) 4月 マークイット・サービス業PMI (3月 55.5)