マネパのアメリカ大統領選特集2020

大統領選挙 特別コラム

2020/06/26
武市佳史

6月26日|マーケットにとっては“ネガティブ”…?

 米大統領選に関する世論調査が入ってきていますが、「バイデン氏リード」との報道が目立ちます。

 特に前回の大統領選(2016年)でトランプ氏が勝利した“6つの重要州(ミシガン/アリゾナ/ノースカロライナ/フロリダ/ペンシルベニア/ウィスコンシン)”についても、NYタイムズによれば、「いずれもバイデン氏リード」とのことです。さらに注目されるのは、ポイント差こそ“若干小さめ”ながらも、FOXニュースも“同様の報道(調査結果)”という事実です。

 直近こそ“トランプ離れ”が見え隠れしているものの、FOXニュースといえば“トランプ派”として知られたメディアです。そのFOXが「バイデン氏リード」というのであれば、これはいよいよ…?
 もちろん“報道”と“結果”が大きく乖離する(してきた?)のが、トランプ氏の特徴の一つです。つまり決め打ちはできず、今後の成り行きを慎重に見守る必要もありますが、こと経済(というよりもマーケット)という観点で見れば、バイデン氏の政策は“ネガティブ”に働きやすいものばかりです。

 金融緩和の影響にて大きく反発している米株式ですが、少し気にして見ておきたいところです。


3月12日|一部で「サンダースおろし」が発生…!?

 大激戦のミシガン州予備選で「バイデン氏が勝利」したことで、「サンダースおろし」が一部で発生している模様です。一方でサンダース氏は、今のところ「降りる気配」を見せておりません。

「(民主党は)一致団結すべき」との主張に対して、「(例え負けても)熾烈な競争は強い大統領候補を作る」との主張で対抗するサンダース陣営。しかし選挙は水物とはいうものの、次の予備選(アリゾナ/フロリダ/イリノイ/オハイオ州)は「いずれも支持率でバイデン氏が2桁リード」を誇るとされる地域です。さらに「混迷はトランプ大統領に利する」というのが、一般的な見方です。

「起死回生の一発」が、サンダース陣営には残されているでしょうか…?


4月9日|ようやく決まった…。

 急進左派で知られるバーニー・サンダース上院議員は、「米大統領選からの撤退」を正式に表明しました。これで民主党の大統領候補は、「ジョー・バイデン前副大統領の指名が確実」といった情勢になっています。

「新型コロナ渦(パンデミック)」が席巻する中、米国民の関心が薄れていたのは否めません。しかし「(NY州の死者数が)2日続けて過去最高の伸び」を示す中、昨日のNYダウ反発(+779ドル)は起こっています。「前日の巻き戻し」+「新規入院者数が減少」という要因もありましたが、「サンダース撤退」の報が後を押す一因となった点も否めないところです。

「新型コロナ渦」が収まっていない以上、実際に注目されるのは“まだ先”と見られます。それでも候補者が決まったことで「早期収束=トランプ有利」「長期化必至=バイデン氏有利」が意識されやすくなったのも事実ですので、その点には少し注意しておきたいところです。


3月12日|一部で「サンダースおろし」が発生…!?

 大激戦のミシガン州予備選で「バイデン氏が勝利」したことで、「サンダースおろし」が一部で発生している模様です。一方でサンダース氏は、今のところ「降りる気配」を見せておりません。

「(民主党は)一致団結すべき」との主張に対して、「(例え負けても)熾烈な競争は強い大統領候補を作る」との主張で対抗するサンダース陣営。しかし選挙は水物とはいうものの、次の予備選(アリゾナ/フロリダ/イリノイ/オハイオ州)は「いずれも支持率でバイデン氏が2桁リード」を誇るとされる地域です。さらに「混迷はトランプ大統領に利する」というのが、一般的な見方です。

「起死回生の一発」が、サンダース陣営には残されているでしょうか…?


3月11日|ミニ・スーパーチューズデーも「バイデン氏勝利」…!?

 ミシガンなど6州において、昨日(10日)は「米大統領選・民主党予備選(ミニ・スーパーチューズデー第1弾:352人)」が行われました(10日)。まだ集計中ではありますが、「ミシシッピー&ミズーリ、そして大統領選本番でも激戦州となるミシガンでバイデン氏勝利」と報じられています。

もちろん民主党予備選は“総取り”方式ではありませんので、相手候補であるサンダース氏にも“票の上積み”は行われます。ただ先週の「スーパーチューズデー勝利」にて逆転・広げたバイデン氏のリードは“さらに広がった”のは事実です。

マーケットテーマが「新型コロナウイルス」ならびにそれに連なる「世界経済悪化懸念」一色に染まっている状況下ですので、「(米大統領選は)テーマから外れている」というのは否めないところです。それでも「サンダース優勢→株式にとってネガティブ」との懸念が燻っている以上、「(少なくとも)ネガティブとして機能することはない」と考えても差し支えなさそうです。

 目先は「各国政府・中銀が刺激策」を精査するタームと見られますが、その陰に隠れて「懸念の一つはさらに後退」と考えてもよさそうです。もっとも“決着”したわけではありませんので、予断は禁物であるのはいうまでもありませんが…。


3月5日|結論は先送りに

 米大統領選の予備選挙の大きなヤマ場、「スーパー・チューズデー」が終わりました。結果は、ご承知のように「バイデン候補の勝利」「サンダース候補を逆転」で幕を閉じました。

「サウスカロライナ州予備選・圧勝(2/29)」の余勢を駆った格好ではありますが、前回時に記した「中道・穏健派の結集(候補者一本化)」が功を奏した格好ともいえそうです。すでにブルームバーグ候補も“撤退”を表明しましたので、「ウォーレン女史を含めた三つ巴」。しかして実体は、「バイデンVSサンダースの一騎打ち」に移行した印象があります。

獲得代議員数は「バイデン候補が先行(402議席、ちなみにサンダース候補は314議席)」した格好ではありますが、必要な代議員数は「1991人」。つまりどちらも“まだまだ”ということになります。

 次なる注目は、「アイダホ/ミシガン/ミシシッピー/ミズーリ/ノースダコタ/ワシントン州(10日:計352人)」です。どこで決着するのか…?あるいは7月の民主党大会まで延々ともつれ込むのか…?一時の「サンダース候補優勢→株式にとってネガティブ」との懸念は後退した感はありますが、まだまだ目が離せそうにありませんね。


3月3日|いよいよ大一番 - 「米株式の急落→急騰」の直後なだけに…?

 米大統領選・予備選挙(民主党)の大一番・スーパーチューズデーを前に、ブティジェッジ候補は突然“撤退”を表明しました。クロブシャー候補も続いて“撤退”を表明しており、直前になって民主党予備選は大混乱となっています。

当初は「バイデン候補優勢」との見方が大勢を占めていた民主党予備選でしたが、蓋を開けてみれば「急伸左派のサンダース候補が獲得代議員数トップ(アイオワ州/ニューハンプシャー州/ネバダ州の3州で)」という結果となっています。

「(急進左派の)サンダース候補ではトランプ大統領に勝てない」との懸念が中道・穏健派を中心に広まっていましたので、「バイデン候補に一本化」のための“撤退”というのが大方の見方です。しかし「何が起こるかわからない」のが選挙の特性である中、そのサンダース候補が掲げる政策には「米株価動向にはネガティブ」というものが少なくありません。

マーケット視点で考えれば、バイデン候補勝利だと「安心感(株高)」、サンダース候補勝利だと「米株安、再び…」、そしてブルームバーグ候補勝利だと「???(先行き不透明感を考えれば株安の可能性もあり…?)」というのが一般的です。ただしサンダース候補が相手だと「トランプ大統領は組し易い→再選の確率UP→米株にはポジティブ」との思惑も存在するだけに、見通しは容易ではありません(決め打ちはできません)。

 いずれにしても“(米株式の)急落→急騰”の直後に行われるのが、今回のスーパーチューズデーです。結果次第ではありますが、大勢が判明する明日の東京タイムには「急変動(特に株価動向)に注意」と考えておく必要がありそうです。