株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート朝版】2021年12月01日

【ゴールド概況】
 ゴールドの11月30日終値は1772.4ドル、前日比10.8ドル安。取引レンジは1769.5ドルから1808.3ドルの38.8ドル幅。

 続落。新型コロナウイルスの変異株(オミクロン株)への警戒感から、NYタイム中盤まではリスク回避のゴールド買いは継続した。しかしパウエルFRB議長の議会証言で一転、「早期の米利上げ観測」が金利を生まないゴールドには逆風となった。

 「早期の米利上げ観測」が重く圧し掛かっているものの、「オミクロン株の続報待ち」「(株価動向を背景にした)リスクセンチメントの行方」は追い風になりやすいと見られる。それでいて続落(高値から換算すると、先週末から3連続の続落)という状況は、買い戻し圧力がかかりやすいと見ることも可能だ。

 方向性が定まりづらく、それでいて揺れ動きやすいゴールドだが、本日に関しては一旦の買い戻しを想定すべきかもしれない。もちろん決め打ちすることなく、リスク管理はきちんと行った上での話となるが…。


【シルバー概況】
 シルバーの11月30日終値は22.785ドル、前日比0.066ドル安。取引レンジは22.608ドルから23.284ドルの0.676ドル幅。

 こちらは3連続の続落。「リスク回避姿勢」はシルバーの押し上げ要因にはなりづらく、「早期の米利上げ観測」も直接的な要因にはならない。それでいてコロナ感染拡大懸念からくる「世界経済の抑制圧力」、さらにそこから派生する「需要減」のみが取り上げられる格好となっており、軟調推移を強いられている。しかしマーケットテーマが激しく変動する中、“蚊帳の外”に押しやられている印象は否めず、徐々に動意は減少しつつある。このため下げ渋りも目立ち、大きな下落にはつながっていない。

 それでも下値を拡大したことに変わりなく、テクニカル的に好転したわけでもない。前記下げ渋りもあって、ここから大きく崩れるようには見えないが、重石として圧し掛かり続ける展開には懸念しておく必要がありそうだ。まずは下げ止まりを確認することが、先決となろう。

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