株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年04月13日

ゴールド60分足分析 2021年04月13日 15:00

米長期債利回り再上昇気配に圧される

gold

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

ゴールドは3月31日午前安値1677.5ドルと3月8日安値1677.2ドルをダブル底型として反騰してきたが、4月8日高値1757.5ドルからは下落に転じ、9日、12日と日足は連続陰線となり、13日も安値を切り下げてきている。4月8日への反騰は米長期債利回り上昇に対する頭打ち感によるものだったが、米10年債利回りが4月9日からは上昇気配となっており再びゴールドの上値を重くしているようだ。4月13日夜には米消費者物価の発表もあるため米長期債利回り動向及びゴールドの今後にも影響を与えるきっかけになりやすいと注目したい。
現状は3月31日と3月8日のダブル底による反騰継続の可能性を維持しているものの、1670ドル台から1750ドル台までのボックス型持ち合いにとどまり持ち合いの下限をもう一度試す可能性も懸念されるところであり、4月13日の日足が3日連続陰線になるようだと後者の可能性も警戒される。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月9日夜に1740ドル割れへ下落したために12日午後時点では8日深夜高値1757.5ドルを直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとした。また前回のサイクルボトムを8日午前安値と改めてボトム形成期を13日午前から15日午前にかけての間と想定した。12日夜に9日夜安値を割り込んで続落しているため引き続きボトム形成中とみる。強気転換は1740ドル超えからとするが、その際は13日夜から15日夜にかけての間への上昇を想定する。
60分足の一目均衡表では4月9日夜の下落で遅行スパンが悪化、先行スパンから転落したが、その後も両スパン揃っての悪化が続いているので遅行スパン悪化中は安値試し優先とする。強気転換は遅行スパン好転からとするが、その際は先行スパン上限が抵抗となりやすいと思われる。
60分足のMACDは13日午前に一時Gクロスしたがその後の反落でDクロスしているのでDクロス中は安値試し優先とする。1740ドル以下での推移中は一時的にGクロスしてもその後のDクロスから下げ再開とみるが、1740ドル超えからは上昇再開と仮定してGクロス中の高値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、1720ドルを下値支持線、1740ドルを上値抵抗線とする。
(2)1740ドル以下での推移中は一段安余地ありとみる。1720ドル前後では買い戻しも入りやすいとみるが、1720ドル割れから続落の場合は1710ドル前後へ下値目途を引き下げる。また1735ドル以下での推移なら14日も安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)1740ドル手前は戻り売りにつかまりやすいとみるが、1740ドルを超える反騰からはいったん戻しに入るとみて1750ドル前後試しへ向かうとみる。また1740ドルを超えた後も1735ドル以上での推移なら14日も高値試しへ向かいやすいとみる。

シルバー60分足分析 2021年04月13日 15:00

4月8日夜高値からの下落続き25ドル台回復へ進めず

silver

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

シルバーは4月8日夜高値25.608ドルからの下落が続いており、13日午前には24.640ドルまで安値を切り下げている。12日夕刻までは25ドル割れを切り返していたが12日夜は25ドル割れから一段安に入り、その後も25ドル台を回復できずにいる。米長期債利回りが再上昇気配となってゴールドとシルバーの上値を重くしている。13日夜の米消費者物価の発表から流れが変わるかさらに安値を切り下げてゆくのか注目されるところ。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月9日夜に25ドルをいったん割り込んだため、12日午後時点では8日夜高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとした。また7日夜安値を基準としてボトム形成期を12日夕から14日夜にかけての間としたが、13日も安値を切り下げているので引き続きボトム形成中とみる。ただし25ドル超えからはいったん強気サイクル入りとして13日夜から15日夜にかけての間への上昇を想定する。
60分足の一目均衡表では9日夜の下落で遅行スパンが悪化、先行スパンからも転落したが、その後も両スパン揃っての悪化が続いているので遅行スパン悪化中は安値試し優先とする。強気転換は遅行スパン好転からとするが、その際は先行スパンが上値抵抗帯になりやすいとみる。
60分足のMACDは13日午前からの下げ渋りでGクロスしているのでGクロス中は高値を試すとみるが、25ドル以下での推移中は次のDクロスから下げ再開とみる。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、24.50ドルを下値支持線、25.00ドルを上値抵抗線とする。
(2)25.00ドル以下での推移中は一段安警戒とし、24.50ドル割れからは24.30ドル前後への下落を想定する。24.35ドル以下は反騰注意とするが25ドル以下での推移なら14日も安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)25ドル手前は戻り売りにつかまりやすいとみるが、25ドル超えからはいったん戻しに入るとみて25.15ドル前後への上昇を想定する。また25ドルを超えた後も24.90ドル以上での推移なら14日も高値試しへ向かう可能性があるとみる。

【サイクル分析について】

相場は、上昇→上昇し過ぎ→反動安→下落→下げ過ぎ→反動高という循環を繰り返す。人間心理が楽観し過ぎや悲観のし過ぎを繰り返すためだ。
分析の基本スタンスは、60分足におけるタイムサイクル分析である。短期的な相場変動は、概ね3日から5日周期のサイクルで推移していることが多く、ポジションをオーバーナイトし、数日間トレードする場合に適している。また、長期的なポジショントレードにおいてもエントリーの参考となる。
30分足、60分足、120分足において、顕著な高値から高値までの間隔、安値から安値までの間隔は3日から5日くらいの周期で繰り返されることが多い。
このサイクルによる騰落を捉えるためのオシレーター手法としてRCI(順位相関指数)の26本線を参考としている。この26本線がサイクルと同調して推移している場合には、相場のサイクル性、周期性がしっかりしていることを示し、同調が取れない場合には周期性に変調が発生し、心電図で言えば不整脈のような変動の大きい動きへ進むか、持ち合い相場で方向感をなくしていることを示す場合が多い。
サイクル分析の基本は、手前のサイクルボトムを割り込んだら、次のサイクルボトム形成までの間が下落期とし、手前のサイクルトップを越える上昇の場合には、次のサイクルトップ形成までの上昇と考えることである。
ただし、サイクルトップ形成期への上昇中にあっても、直前のサイクルボトムを割り込む下げとなる場合には、サイクルトップ形成の短縮として、次のボトム形成への下げへ進む可能性を優先する。逆に下げ相場が暫く続いた後等、ボトム形成期間を短縮し、連続的に強気サイクルに入る場合もある。
重要度の高い経済指標の発表に対するサプライズや要人発言等で、当然ながらサイクルも歪み、短くなったり延長されたりするが、そうしたイレギュラーが収まれば基本的なリズムに収斂するものである。

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