株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年04月15日

ゴールド60分足分析 2021年04月15日 15:00

米長期債利回り動向に左右される展開続く

gold

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

ゴールドは米長期債利回り動向に左右される展開が続いている。米長期債利回り低下により3月8日と3月31日の両安値をダブル底として4月8日高値1757.5ドルで戻したが、米長期債利回り再上昇で13日午後に1722.9ドルまで下落、米長期債利回り再び低下で13日夜に反騰して14日午前高値1748.9ドルまで戻したが、14日夜は米長期債利回り再上昇気配で1733.0ドルまで反落した。15日の日中は米長期債利回りがやや低下気配のために14日夜安値からやや持ち直しているところだが、トレンドもなかなか定まらない状況だ。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月8日深夜高値1757.5ドルをサイクルトップとした弱気サイクル入りとして13日午前から15日午前にかけての間への下落を想定していたが、13日夜の急伸により14日午後時点では13日午後安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとした。また高値形成期は13日深夜から15日深夜にかけての間と想定されるので既に反落注意期にあるとし、1735ドル割れからは弱気サイクル入りとした。14日夜に1735ドルをいったん割り込んだため14日午前高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りと仮定し、14日夜安値割れからは16日の日中から20日午後にかけての下落を想定する。ただし、14日夜安値割れを回避するうちはサイクルトップ形成のやり直し上昇として15日深夜にかけて14日午前高値超えを試す可能性が残るとみる。
60分足の一目均衡表では14日夜の下落で遅行スパンが悪化したが先行スパンからの転落をぎりぎりで回避して15日午後には上抜きつつある。先行スパンを上回るうちは上昇再開余地ありとみて遅行スパン好転中の高値試し優先とするが、14日午前高値を超えないうちはその後の先行スパン転落から下げ再開として遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは14日夜安値からの下げ渋りでGクロスしているのでGクロス中は高値試し優先とするが、14日午前高値を超えないうちは次のDクロスから下げ再開とみる。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、4月14日夜安値1733.0ドルを下値支持線、14日午前高値1748.91ドルを上値抵抗線とする。
(2)14日夜安値割れ回避のうち1745ドル超えから14日午前高値試しとし、高値更新からは1750ドル台中盤への上昇を想定する。1755ドル以上は反落警戒とするが、14日夜安値割れを回避するうちは16日も高値試しへ向かいやすいとみる。
(3)14日夜安値割れからは13日午後安値1722.9ドル試しへ向かうとみる。1725ドル以下は反騰注意とみるが14日夜安値を割り込んだ後も1735ドル以下での推移なら16日も安値試しへ向かいやすいとみる。

シルバー60分足分析 2021年04月15日 15:00

4月8日夜高値に迫る

silver

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

シルバーは4月13日午前安値24.640ドルからの反騰が続いている。14日夕高値で25.526ドルへ上昇して8日夜高値25.608ドルへ迫ったところでは高値更新へ進めずにいたが、14日夜の小反落では25ドル台序盤で確りし、15日午前には25.564ドルまで高値を伸ばして再び8日夜高値に迫っている。14日夜の反落規模はゴールドと比較すると軽微だったが、原油相場が大幅高となったことやユーロや豪ドル等の一段高によるドル安が下支えした印象だ。米長期債利回り動向に左右される展開が続いているものの、今のところは3月31日安値からの反騰基調を継続している印象だ。
概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月8日夜高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとして12日夕から14日夜にかけての間への下落を想定していたが、13日夜の急伸により14日午後時点では13日午前安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとした。またトップ形成期は13日夜から15日夜にかけての間と想定されるので既に反落注意期にあるとしたが25ドル以上での推移中は上昇余地ありとした。25ドル台序盤を維持しての推移が続いているのでまだ上昇余地ありとみるが、14日夜反落時の安値25.188ドル割れからは弱気サイクル入りとして16日午前から20日午前にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では13日夜の急伸で遅行スパンが好転、先行スパンも突破したが、その後も両スパン揃っての好転を維持しているので遅行スパン好転中は高値試し優先とするが、14日夜安値割れからはいったん下げに入るとみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。その際は先行スパン下限が下値支持線となりやすいとみるが、先行スパンから転落する場合は下げ足がさらに早まる可能性があると注意する。
60分足のMACDは14日夕からDクロスしてきたが、15日午後時点ではGクロスしつつある。14日夜安値割れ回避のうちはGクロスからの上昇再開とするが、14日夜安値割れからはいったん下げに入るとみてDクロス中の安値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、4月14日夜安値25.188ドルを下値支持線、4月8日夜高値25.608ドルを上値抵抗線とする。
(2)14日夜安値割れ回避のうちは上昇余地ありとし、4月8日夜高値超えからは25.80ドル台への上昇を想定する。25.85ドル以上は反落注意とするが14日夜安値を割り込まないうちは16日も高値試しへ向かいやすいとみる。
(3)14日夜安値割れからはいったん下げに入るとみて25ドル前後試しへ向かうとみる。25ドル前後は買われやすいとみるが、下げ足が早まる場合は24.80ドル台へ下値目途を引き下げる。また14日夜安値を割り込んだ水準での推移なら16日も安値試しへ向かいやすいとみる。

【サイクル分析について】

相場は、上昇→上昇し過ぎ→反動安→下落→下げ過ぎ→反動高という循環を繰り返す。人間心理が楽観し過ぎや悲観のし過ぎを繰り返すためだ。
分析の基本スタンスは、60分足におけるタイムサイクル分析である。短期的な相場変動は、概ね3日から5日周期のサイクルで推移していることが多く、ポジションをオーバーナイトし、数日間トレードする場合に適している。また、長期的なポジショントレードにおいてもエントリーの参考となる。
30分足、60分足、120分足において、顕著な高値から高値までの間隔、安値から安値までの間隔は3日から5日くらいの周期で繰り返されることが多い。
このサイクルによる騰落を捉えるためのオシレーター手法としてRCI(順位相関指数)の26本線を参考としている。この26本線がサイクルと同調して推移している場合には、相場のサイクル性、周期性がしっかりしていることを示し、同調が取れない場合には周期性に変調が発生し、心電図で言えば不整脈のような変動の大きい動きへ進むか、持ち合い相場で方向感をなくしていることを示す場合が多い。
サイクル分析の基本は、手前のサイクルボトムを割り込んだら、次のサイクルボトム形成までの間が下落期とし、手前のサイクルトップを越える上昇の場合には、次のサイクルトップ形成までの上昇と考えることである。
ただし、サイクルトップ形成期への上昇中にあっても、直前のサイクルボトムを割り込む下げとなる場合には、サイクルトップ形成の短縮として、次のボトム形成への下げへ進む可能性を優先する。逆に下げ相場が暫く続いた後等、ボトム形成期間を短縮し、連続的に強気サイクルに入る場合もある。
重要度の高い経済指標の発表に対するサプライズや要人発言等で、当然ながらサイクルも歪み、短くなったり延長されたりするが、そうしたイレギュラーが収まれば基本的なリズムに収斂するものである。

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