株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年04月19日

ゴールド60分足分析 2021年04月19日 15:00

米長期債利回り低下一服でやや足踏み

gold

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

ゴールドは米10年債利回り低下を背景に3月8日安値と31日安値をダブル底として反騰入りしてきた。16日から米10年債利回りの低下は一服となりやや戻したものの1.60%を下回る低水準にとどまったことで低下傾向は続くとみてゴールドは16日夜に1783.1ドルまで高値を伸ばした。19日は新たな高値更新へ進めずにいるものの1770ドル台を維持して高値更新を伺う位置取りとなっている。昨年8月7日に史上最高値を付けたところから下落基調に陥ったのは米10年債利回りが8月から上昇基調を鮮明とし、年明けから一段と上昇を加速させたことによるものであり、米10年債利回りが3月30日に1.77%まで上昇したところで頭打ちとなって低下したことでゴールドは反騰に入ってきた。ゴールドにとってはまだしばらくは米長期債利回り動向に左右される展開が続くこと、米国債の大量発行も続き株高が継続すると株高債券安による長期債利回り上昇となりやすいことにも留意しておく必要があるが、今のところは戻り高値を試したいという市場心理が勝っている印象だ。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月13日午後安値1722.9ドルを直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとし、14日夜に反落した時点では14日午前高値を直近のサイクルトップとしたが、15日夜に一段高したためにサイクルトップ形成のやり直し上昇として16日夜から週明けにかけての上昇を想定した。
15日深夜にかけての上昇を想定するとした。16日夜高値の後も1770ドル台を維持しているのでまだサイクルトップ形成期の延長入りによる上昇余地ありとするが、1770ドル割れを弱気転換注意とし、1765ドル割れからは弱気サイクル入りとして19日夕から20日夜にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では15日夜の急騰で遅行スパンが好転、先行スパンからも大きく上放れたが、その後も両スパン揃っての好転を維持してるので遅行スパン好転中は高値試し優先とするが、遅行スパン悪化からはいったん下げに入るとみて安値試し優先とし、先行スパン下限を試すとみる。
60分足のMACDは16日夜高値からの上げ渋りによりDクロスしている。1770ドル以上での推移なら次のGクロスから上昇再開とするが、1770ドル割れからは下げ再開と仮定してDクロス中の安値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、1765ドルを下値支持線、16日夜高値1783.1ドルを上値抵抗線とする。
(2)1770ドル台を維持するか一時的に割り込んでも切り返すうちは上昇余地ありとし、16日夜高値超えからは1790ドル台を目指すとみる。1795ドル以上は反落注意とするが、1775ドル以上を維持しての推移なら20日も高値試しを続けやすいとみる。
(3)1765ドル割れからはいったん下げに入るとみて1760ドル前後への下落を想定する。1760ドル以下は反騰注意とするが、下げ足が早まる場合は1750ドル台前半へ下値目途を引き下げる。また1765ドル以下での推移なら20日も安値試しへ向かいやすいとみる。

シルバー60分足分析 2021年04月19日 15:00

13日からの連騰一服で26ドルを割り込む

silver

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

シルバーは4月13日安値で24.640ドルまで小反落したところを押し目として4月8日高値を上抜いて3月31日安値からの上昇が二段目に入った。16日は26.293ドルまで高値を伸ばしたが、26ドル到達に対する高値警戒感から反落して19日午前には25.880ドルまで下げた。その後は新たな安値更新を回避しているものの押し上げ材料だった米長期債利回りの低下が収まっていることと米国株価指数先物の反落や原油安等が影響して上値が重くなっている印象だ。13日からの上昇一服で25ドル台中盤を押し目形成として上昇再開へ向かえるか試すところ。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月13日午前安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして13日夜から15日夜にかけての間への上昇を想定してきたが、15日深夜へ一段高した後も高値圏を維持していたので16日午後時点では16日夜から週明けにかけての間へ続伸する可能性があるとした。16日夜に一段高してから26ドル割れへ反落しているので、16日夜高値を直近のサイクルトップとするが、安値形成期は16日夜から20日午前にかけての間と想定されるので既に反騰注意期にあるとし、26ドル以下での推移中は一段安警戒とするが26ドル超えからは上昇再開とみて16日夜高値試しとし、高値更新からは新たな強気サイクル入りとして21日の日中から23日夜にかけての間への上昇を想定する。
60分足の一目均衡表では19日の反落で遅行スパンが悪化して先行スパン上限に到達しているので、遅行スパン悪化中は安値試し優先とし、先行スパン転落からは下げ足が早まる可能性があると注意するが、26ドル超えからは上昇再開とみて遅行スパン好転中の高値試し優先とする。
60分足のMACDは16日夜高値からの反落でDクロスしているのでDクロス中は安値試し優先とする。26ドル以下での推移中は一時的にGクロスしてもその後のDクロスから下げ再開とするが、26ドル超えからは上昇再開とみてGクロス中の高値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、25.60ドルを下値支持線、26.00ドルを上値抵抗線とする。
(2)26ドル以下での推移中は一段安余地ありとし、25.60ドル割れからは25.30ドル台への下落を想定する。25.35ドル以下は反騰注意とするが、25.75ドル以下での推移なら20日も安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)26ドル手前は戻り売りにつかまりやすいとみるが、26ドル超えからは上昇再開とみて16日夜高値26.293ドル試しとし、高値更新からは26.50ドルを目指す流れとみる。26.25ドル以上は反落注意とするが、26ドル以上での推移なら20日も高値試しへ向かいやすいとみる。

【サイクル分析について】

相場は、上昇→上昇し過ぎ→反動安→下落→下げ過ぎ→反動高という循環を繰り返す。人間心理が楽観し過ぎや悲観のし過ぎを繰り返すためだ。
分析の基本スタンスは、60分足におけるタイムサイクル分析である。短期的な相場変動は、概ね3日から5日周期のサイクルで推移していることが多く、ポジションをオーバーナイトし、数日間トレードする場合に適している。また、長期的なポジショントレードにおいてもエントリーの参考となる。
30分足、60分足、120分足において、顕著な高値から高値までの間隔、安値から安値までの間隔は3日から5日くらいの周期で繰り返されることが多い。
このサイクルによる騰落を捉えるためのオシレーター手法としてRCI(順位相関指数)の26本線を参考としている。この26本線がサイクルと同調して推移している場合には、相場のサイクル性、周期性がしっかりしていることを示し、同調が取れない場合には周期性に変調が発生し、心電図で言えば不整脈のような変動の大きい動きへ進むか、持ち合い相場で方向感をなくしていることを示す場合が多い。
サイクル分析の基本は、手前のサイクルボトムを割り込んだら、次のサイクルボトム形成までの間が下落期とし、手前のサイクルトップを越える上昇の場合には、次のサイクルトップ形成までの上昇と考えることである。
ただし、サイクルトップ形成期への上昇中にあっても、直前のサイクルボトムを割り込む下げとなる場合には、サイクルトップ形成の短縮として、次のボトム形成への下げへ進む可能性を優先する。逆に下げ相場が暫く続いた後等、ボトム形成期間を短縮し、連続的に強気サイクルに入る場合もある。
重要度の高い経済指標の発表に対するサプライズや要人発言等で、当然ながらサイクルも歪み、短くなったり延長されたりするが、そうしたイレギュラーが収まれば基本的なリズムに収斂するものである。

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