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【ゴールドレポート朝版】2021年04月27日

ゴールドの4月26日終値は1779.8ドル、前日比3.2ドル高と小幅上昇した。取引レンジは1782.4ドルから1768.7ドル。
3月8日と3月31日の両安値をダブル底として米長期債利回り低下を背景に上昇してきたが、4月22日午前高値1796.8ドルの後は上昇一服となり、22日当日と23日は米長期債利回り低下一服と利益確定売りから連続の日足陰線で下落、23日安値では1769.0ドルを付けたが、1770ドル割れは買い戻されて先週を終えた。 
週明けの26日も4月27-28日のFOMCを控える中でやや慎重な動きとなり、米長期債利回りが上昇した局面でこの日の安値となる1768.7ドルまで下げて23日夜安値をわずかに割り込んだが23日夜と同様に1770ドル割れは買い戻された。
米10年債利回りは先週末比0.01%上昇の1.57%。22日に1.52%台へ低下した後は下げ渋りに入り、26日は一時1.60%に迫る上昇となったが、2年債や5年債の大量入札を無難に消化したことで小動きの範囲にとどまった。米30年債利回りは先週末比変わらずの2.24%。26日の米2年債600億ドルの入札はやや軟調、5年債610億ドルの入札は平均並みで波乱はなかった。27日には7年債620億ドルの入札に注目が集まっている。
株式市場はまちまちでNYダウは先週末比61.92ドル安、ナスダック総合指数は121.97ポイント高と上昇。
4月27-28日に米連銀のFOMC(連邦公開市場委員会=金融政策決定会合)がある。政策金利や資産買い入れについては現状維持が予想されているが、最近の米経済指標が良好さを顕著にしていることから今年後半にテーパリング(量的緩和政策での資産購入の段階的縮小)をめぐる議論を始めるのではないかとの観測や金融機関の超過準備に適用する付利金利(IOER)の引き上げの有無などに注目している。
米商務省が発表した3月の耐久財受注は前月比0.5%増となり市場予想の2.3%増を下回った。寒波の影響による2月の0.9減から改善したが期待ほどではなかった。変動の激しい輸送関連を除くと1.6%増、国防を除くと0.5%
増、自動車・同部品は5.5%増、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財受注は0.9%増だった。
米国家経済会議(NEC)のディーズ委員長は26日に子育て支援を柱とした成長戦略の第2弾の財源としてバイデン大統領が富裕層を対象に株式などの譲渡益(キャピタルゲイン)課税の増税を提案すると述べた。4月28日の大統領の議会演説で表明される見通しで、現行の20%から凡そ2倍に引き上げる方針とされる。また所得税の最高税率を現行の37%から39.6%に引き上げることも検討中という。バイデン政権としては先に表明した「国家雇用計画」としての8年間で総額2兆ドル超となるインフラ投資計画に加えて今回の社会福祉政策としての「米国家族計画」により、合わせて4兆ドル規模の計画となるとされる。

シルバーの4月26日終値は26.134ドル、前日比0.166ドル高と小幅上昇した。取引レンジは26.206ドルから25.845ドル。
米長期債利回り低下を背景として3月31日安値23.633ドルから4月22日早朝高値26.598ドルまで上昇してきたが、26.50ドル超えに対する高値警戒感と米長期債利回り低下一服により利益確定売りが急がれて22日と23日は2日連続の日足陰線で下落、23日安値では25.836ドルを付けて26ドルをわずかに割り込んで先週を終えた。
週明けの26日は4月27-28日の米FOMCを控えてやや慎重な動きとなり23日の高安レンジ内に収まっての展開で、午後に25.845ドルまで下げたところや夜に25.900ドルまで反落したところは買い戻され、終値ベースで26ドル台を維持した。
 引き続き米長期債利回り動向、特に10年債利回りの推移を見ながらの展開であり、今後の動向を決める上ではFOMCからの反応が重要となってくる。FOMC前段階では26ドルを挟んでの小動きで様子見となりやすいところだが、3月31日安値からの上昇基調を継続できるかどうか試される局面。

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