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【ゴールドレポート朝版】2021年04月28日

ゴールドの4月27日終値は1776.4ドル、前日比3.4ドル安と小幅下落した。取引レンジは1784.8ドルから1773.3ドル。
3月8日と3月31日の両安値をダブル底として米長期債利回り低下を背景に上昇してきたが、4月22日午前高値1796.8ドルの後は上昇一服となり、22日と23日に2日連続陰線で下落した。26日は小反発したものの小動きにとどまり、27日は米連銀のFOMC初日が始まる中でポジション調整的に米長期債が売られて利回りが上昇したことに上値を抑えられて前日の小反発による上げ幅を解消する動きとなったが1770ドル台は維持した。
米10年債利回りは4月26日深夜からジリ高基調で推移していたが、27日はFOMCを控えたポジション調整的な債券売りにより前日比0.05%上昇の1.62%となった。4月22日朝に1.52%台まで低下した後は1.60%を下回っての推移が続いていたが1.60%超えへ上昇したことでゴールドは夜に戻り高値を付けたところから売られた。 
米FOMCは29日未明に声明文を発表して議長会見が行われる。事実上のゼロ金利や量的緩和規模については現状維持が予想されているものの、最近の米景気指標が軒並み良好なこととインフレ率の上昇傾向が続いていることを踏まえてテーパリング=量的緩和の縮小に動く時期が早まるのではないかとの懸念もあり、議長会見などのニュアンスを見極めたいという市場の空気となっている。
米財務省は27日に620億ドルの7年債入札を行ったが応札倍率が2.31倍と堅調だった。26日に実施された600億ドルの2年債入札及び610億ドルの5年債入札も堅調だった。
NYダウは前日比3.36ドル高、ナスダック総合指数は48.56ポイント安と小動き。FOMC前で様子見の動きに終始した。
米連邦住宅金融局(FHFA)が発表した2月の住宅価格指数は前月比0.9%上昇となり市場予想及び1月の1.0%を下回った。前年比は12.2%上昇だった。また2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(全米主要20都市)は前年比11.9%上昇となり市場予想の11.6%及び1月の11.1%を上回った。
米コンファレンス・ボードが発表した4月の消費者信頼感指数は121.7となり3月の109.0から大幅上昇して昨年2月以来の高水準で市場予想の113.0を上回った。現況指数は139.6で3月の110.1から大幅上昇、期待指数も109.8で前月の108.3から上昇した。景気回復期待が強まる数字であり、発表後は米長期債利回り上昇となりゴールド下落要因となった。
4月28日は29日未明の米FOMC声明文発表と議長会見待ちとなる。サプライズ感なく反応が鈍い場合もあるが次回会合以降への姿勢の変化などが見られれば大きく動意付く可能性があるところとして注目したい。

シルバーの4月27日終値は26.217ドル、前日比0.083ドル高と小幅続伸した。取引レンジは26.449ドルから26.006ドル。
FOMC声明発表を翌日に控えてポジション調整的な動きが優先される中、23日夜と26日午後の26ドル割れを買い戻された流れから戻りを試す動きに入り27日夜高値で26.449ドルを付けて23日深夜反発時の高値26.396ドルを超えたが、その後は米長期債利回りの上昇が顕著となったことで26.20ドル台へ下落した。
26ドル台を維持し、ゴールドが前日比マイナスとなる中で対照的にプラス圏を維持したが、29日未明のFOMCから米長期債利回りが再上昇感を強めるのか一段と低下するのかを見極めてシルバーも3月末からの上昇基調を継続するのかいったん仕切り直しの下落期に入るのか決まってくるのではないかと思われる。
 

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