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【ゴールドレポート朝版】2021年04月30日

ゴールドの4月28日終値は1781.2ドル、前日比4.8ドル高と上昇した。取引レンジは1781.8ドルから1762.4ドル。4月29日終値は1771.7ドル、前日比9.5ドル安と反落した。取引レンジは1789.2ドルから1755.4ドル。
米連銀のFOMCを控える中で28日夕刻まで米長期債利回り再上昇とポジション調整で下落して1762.4ドルまで下落、FOMC後に米長期債利回りがいったん低下したことで反騰に入り28日の日足を前日比プラスとし、29日午前には1789.2ドルまで戻したが1790ドルに届かずに失速、29日夜は米GDP速報値が予想を上回ったことなどによる景気回復感から株高債券安・長期債利回り再上昇となったことで急落して28日夕安値を割り込んだ。
米10年債利回りは28日夕刻に1.66%まで上昇して2週ぶりの高水準となっていたが、パウエル議長発言後に1.60%に低下した。いったんは落ち着いたかに見えたが29日の取引再開から上昇に転じ、米GDP速報発表後の29日深夜には1.68%へ上昇して4月16日未明の1.53%以降での最高水準に達した。1.68%超えでは利回り益確保のための債券買いも見られたことで利回りは再び低下に転じて1.63%台まで下げた。やや乱高下状態にはあるが、3月30日に1.77%台へ上昇したところからの低下が一巡、米景気回復による株高と物価上昇の継続感から上昇再開に入ってきた印象が強まっており、ゴールドに対する圧迫感がここ2日間で増した印象だ。
NYダウは28日に前日比164.55ドル安と下落したが、29日は239.98ドル高と上昇した。SP500指数は史上最高値を更新しており、景気回復による株高基調が継続してゆく印象を強めた。
米FOMC政策金利は年0~0.25%、量的緩和による米国債などの資産購入規模は現行の月額1200億ドル(約13兆円)を継続するとした。パウエル議長は29日未明の会見で、「雇用とインフレの目標からは程遠い」とし、「今は量的緩和の縮小を議論する時ではない」と強調した。FOMCは市場からの資金吸収手段である翌日物リバースレポ金利も0.0%に据え置き、超過準備預金の付利(IOER)についても引き上げを見送り現行の0.1%で据え置いた。景気回復感を背景に一部では付利の引き上げ説も出ていたが、「資金市場の状況は良好」「現段階で新たな措置は必要ない」とした。
パウエル議長は会見で最近の金融市場の動きについて問われ、「資本市場ではやや泡立った状況(Frothy)がみられる」と述べた。フロスとはバブルではないとしつつもバブル発生への警戒感を示すものとされ、第13代FRB議長のグリーンスパン氏が2005年7月の議会公聴会で、住宅市場のバブル化についての質問に答えて「一部の地域で泡粒の兆候(signs of froth)が見られる」と答えたのが最初とされる。当時はその後にNYダウが史上最高値を更新してゆきフロスからバブルとなり2008年のリーマンショックを引き起こしている。
米商務省が発表した1-3月期のGDP速報値は年率換算で前期比6.4%増となり前期(10-12月)の4.3%から加速した。プラス成長は3四半期連続で4-6月期も高成長が見込まれており、昨年春のコロナ危機直前の水準をほぼ回復した。GDPの7割を占める個人消費は10.7%増(前期は2.3%増)と大きく伸びた。設備投資は9.9%増(同13.1%増)、住宅投資は10.8%増(同36.6%増)と前期からは鈍化したが堅調さを示した。
米労働省が発表した新規失業保険申請は4月24日までの週間で前週比1万3000件減少の55万3000件となり市場予想の54万9000件を上回ったが低水準を維持している。4月17日までの失業保険受給者総数は366万人で前週から9000人増となり市場予想の361万4000人を上回ったが、最近の低水準を維持している。
ゴールドは米長期債利回り動向に振り回される展開だが、米国の景気回復継続=株高債券安、物価上昇継続=長期債利回りが物価上昇を追いかける傾向が強まり始めた印象だ。米連銀は当面して量的緩和規模を継続してゆくが、このまま景気回復感が強まれば今回は議論されていないテーパリングについてもいずれは議論が始まるだろうと市場は認識し始めている印象だ。

シルバーの4月28日終値は26.191ドル、前日比0.026ドル安と小幅下落した。取引レンジは26.257ドルから25.825ドル。29日終値は26.062ドル、前日比0.129ドル安と下落した。取引レンジは26.431ドルから25.668ドル。
FOMCを控えて27日夜高値26.449ドルから28日夜安値25.825ドルまで下落し、FOMC後の米長期債利回り低下・ドル安ゴールド高により29日早朝には26.257ドルまで反発した。28日の前日比はわずかにマイナスで日足は陰線引けだった。29日午前には26.431ドルまで戻り高値を切り上げたが、27日夜高値には届かず、29日夜の米GDP速報をきっかけとした米長期債利回り再上昇とゴールド急落によりシルバーもこの日の安値となる25.668ドルまで急落して28日夜安値を割り込んだ。
 米長期債利回り動向に左右される展開が続いているが、4月21日高値26.598ドルの後は高値更新へ進めずに安値を切り下げ始めているため、3月31日安値23.633ドルからの上昇が一巡した状況に入り、現状で足場を固められるのかいったん仕切り直し的な下落期に入るのか試されるところだ。

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