株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート朝版】2021年06月11日

ゴールドの6月10日終値は1896.9ドル、前日比8.1ドル高と上昇した。取引レンジは1898.1ドルから1869.5ドル。
米消費者物価上昇率等の重要指標発表を前てポジション調整的な売りに圧されて日中をジリ安で推移し、21時半の米消費者物価上昇率等の発表直後に米長期債利回りが当初上昇したことでこの日の安値となる1869.5ドルまで一段安となったが、材料消化と米長期債利回りが低下に転じたことから買い戻しに動き、発表前水準を超えたところからは買いの連鎖反応となって1890ドル台後半へ上昇、11日早朝にこの日の高値1898.1ドルを付けて夜の安値からは28.6ドル高となった。
米10年債利回りは米CPI等の発表直後に1.52%台へ上昇したが、早々に低下へ転じて1.43%台へ大幅低下して5月7日の4月米雇用統計がさえなかったことで一時的に急低下した時につけた1.46%を割り込んだ。米CPI上昇率は市場の予想を超える上ブレとなったものの、米連銀が繰り返し「インフレ上昇の上ブレは一時的」として「雇用回復までは忍耐強く金融緩和を続ける」と強調してきたことを反映して長期債利回り上昇反応は一時的なものにとどまり、イベント通過感から逆に低下へと転じた。このため為替市場ではドル安が進みゴールドは反騰した。
米労働省が発表した新規失業保険申請6月5日までの週間で前週比9000件減少の37万6000件となり市場予想の37万件を上回ったものの6週連続で前週を下回った。失業保険受給者総数は5月29日までの週間で349万9000人となり前週比25万8000人減少して市場予想の360万2000人を下回った。雇用の回復は進んでいるがまだ昨年春の大量失業発生状況を解消したわけではなく米連銀が満足できる水準には至っていないと思われる。
米労働省が発表した5月消費者物価指数上昇率は前月比0.6%となり市場予想の0.4%上昇を上回った。4月は2009年6月以来の伸びとなる0.8%で、伸びはやや鈍化した。前年同月比は5.0%上昇で2008年8月以来の上昇率となり市場予想の4.7%を上回った。昨年の3月から5月にかけてのコロナショックによる景気後退に対する前年比の比較となるため、今後は前年比ベースも鈍化する可能性がある。
欧州中銀(ECB)は10日の定例理事会で政策金利を据え置くなどコロナ対策としての大規模な金融緩和策の維持を決定した。4-6月期に加速した資産購入ペースについても次の四半期でも維持するとした。ECBは昨年12月にコロナ対策として量的緩和の資産購入枠を1兆8500億ユーロに拡大して実施期間を2022年3月末まで延長している、ECBの緩和継続姿勢により、米CPI発表後のユーロは乱高下したものの全般的なドル安にはなびききれずに方向感の定まらない動きにとどまった。
先週の6月3日に発表されたADP民間雇用報告での就業者数が100万人近い増加となったことでゴールドは急落に転じて6月4日午前には1856.1ドルの安値を付けたが、4日夜の米労働省雇用統計での就業者数が期待外れだったことから反騰に転じた。しかし1900ドル台到達では戻り売りにつかまり、10日夜の米消費者物価上昇率の発表を待っていた。発表からの反騰では1900ドル及び6月8日夜に付けた高値1903.6ドルには届かずにいるが、1900ドル台へ乗せて高値更新へ進めば上昇再開感も強まるところだ。今後は6月15-16日の米FOMCで金融政策のスタンスに変更がみられるかどうか、金融緩和縮小開始時期がやや早まるかどうか、注目される。

シルバーの6月10日終値は27.975ドル、前日比0.202ドル高と小幅続伸した。取引レンジは28.049ドルから27.443ドル。
6月8日未明高値で27.975ドルまで上昇したものの28ドルに届かず、9日夜の上昇時も27.985ドルにとどまったためにいったん仕切り直しの調整安に入っていたが、米CPI発表直後にこの日の安値となる27.443ドルまで下げたものの27.50ドル割れを買い戻され、米長期債利回りがいったん上昇したところから低下に転じたことから続伸に入り、11日早朝にはこの日の高値となる28.049ドルに到達した。
 ゴールド同様に、物価上昇率が予想を上回ったことで当初は長期債利回り上昇反応が見られたことで売られたが、これをもって米連銀の量的緩和縮小が大幅に早まることにはつながらないとして長期債利回りが逆に大幅低下で終えたことでシルバーも反騰入りのきっかけを得た印象だ。しかしまだ6月3日に反落した時の日足陰線のレンジ内にとどまっており、28ドル到達からさらに高値切り上げへ進めるかどうか週末は試されると思われる。

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