株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年06月18日

ゴールド60分足分析 2021年06月18日 15:00

5日連続の日足陰線、3月来の上昇幅の半値押しを割り込む

gold

ゴールドは6月17日の米FOMC声明発表からのドル全面高により16日付け日足は前日比33.3ドル安となり、17日も前日比53ドル安の大幅続落となった。17日未明から急伸した米10年債利回りは17日夜にはほぼ往って来いとなるところまで再び低下したのだが欧州各国の長期債利回りも同様の展開をたどったためにドル高は継続し、ゴールドも損失覚悟の売りの連鎖反応となったようだ。
日足は17日まで5日連続陰線で、6月14日に重要支持線の26日移動平均を割り込み、16日に52日移動平均まで下げた、17日は52日移動平均を割り込み、3月8日安値1677.2ドルから6月1日高値1915.8ドルまでの上昇幅に対する半値押し1796.5ドルも割り込んでいる。大幅下落に対する売られ過ぎ警戒感や売り方の利益確定での買い戻し等でいったん戻す可能性もあるところと注意するが、2日連続で日足大陰線での下落となったため、反騰入りには6月17日の大陰線を解消する反騰が必要であり、その手掛かりとして1800ドル台を回復する必要があると思われる。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、6月11日夕高値をサイクルトップとした弱気サイクル入りとして15日夜から17日夜にかけての間への下落を想定してきた。17日未明へ一段安したが、14日夜安値から下げ渋りの小持ち合いとなってから一段安したために17日午後時点ではボトム形成期が17日夜から22日夜にかけての間へ長引く可能性もあるとした。17日深夜安値からは下げ渋っているものの1800ドル台回復へ進めずにいるためまだ一段安余地ありとし、1800ドルを超える場合はいったん戻しに入るとみて18日夜から22日夜にかけての間への上昇を想定する。
60分足の一目均衡表では17日早朝への急落で遅行スパンと先行スパンが実線から大幅に下方乖離したが、その後も両スパン揃っての悪化が続いているので遅行スパン悪化中は安値試し優先とする。安値更新を回避して推移すれば遅行スパンは好転しやすくなると注意し、遅行スパン好転からは高値試し優先とするが、先行スパンを上抜き返せないうちは遅行スパンが一時的に好転してもその後に悪化するところからは下げ再開とみる。
60分足のMACDは17日深夜安値からの小反発でGクロスしているので、Gクロス中は戻りを試すとみるが1800ドル以下での推移中は次のDクロスから下げ再開とみる。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。 
(1)当初、6月17日深夜安値1767.9ドルを下値支持線、1800ドルを上値抵抗線とする。
(2)1800ドル以下での推移中は下向きとし、17日深夜安値割れからは1750ドル前後への下落を想定する。1750ドル以下は反騰注意とするが、下げ足が速まる場合は1730ドル前後へ下値目途を引き下げる。また1790ドル以下での推移なら週明けも安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)1790ドルから1800ドル手前にかけては戻り売りにつかまりやすいとみて、その後に1775ドルを割り込むところからは下げ再開とするが、1800ドルを超える反騰の場合は目先の底を付けていったん戻しに入るとみて1820ドル前後を目指す上昇を想定する。また1880ドルを超えた後も1790ドル以上での推移なら週明けも戻りを試す可能性があるとみる。

シルバー60分足分析 2021年06月18日 15:00

FOMCから急落、5月18日以降の安値を更新

silver

シルバーは6月17日を前日比1.366ドル安の大陰線で急落して26ドルを割り込んだ。3月31日安値23.633ドルから5月18日高値28.730ドルまで上昇幅に対する半値押しとなる26.18ドルを割り込み、日足は11日から5日連続の陰線となった。18日の日中は下げ渋りで26ドル台を回復しているが、18日午後には豪ドル等が一段安するなどドル全面高が一服せずにいるためシルバーもさらに安値試しへ向かいかねないところだ。週末から週明けにかけて、市場心理もいったん落ち着きやすくなるため、今晩の米国市場で下げ止まり感がみられるか試される。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、6月10日夜安値から3日目となる6月15日夜安値を直近のサイクルボトムとして底割れからは新たな弱気サイクル入りとしていたが、17日未明の底割れにより弱気サイクル入りとし、18日夜から22日夜にかけての間への下落を想定した。26.50ドルを超えないうちはもう一段安警戒とし、26.50ドル超えからはいったん戻しに入るとみて21日から23日夜にかけての間への上昇を想定する。
60分足の一目均衡表では17日未明の急落で遅行スパンが悪化、先行スパンからも転落したが、その後も両スパン揃っての悪化が続いているので遅行スパン悪化中は安値試し優先とする。先行スパンを上抜き返せないうちは一時的に遅行スパンが好転してもその後に悪化するところからは下げ再開とみる。
60分足のMACDは17日深夜安値からの反発でGクロスしているのでGクロス中は戻りを試すとみるが、26.50ドルを超えないうちは次のDクロスから下げ再開とし、26.50ドル超えからは反騰入りの可能性ありとみてGクロス中の高値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、6月17日深夜安値25.829ドルを下値支持線、26.50ドルを上値抵抗線とする。
(2)26.50ドル以下での推移中は一段安警戒とし、17日深夜安値割れからは25ドル台序盤(25.30ドルから25.00ドル)への下落を想定する、26.20ドル以下は反発注意とするが、26.30ドル以下での推移なら週明けも安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)26.30ドルから26.50ドル手前にかけては戻り売りにつかまりやすいとみてその後に26ドルを割り込むところからは下げ再開とするが、26.50ドルを超える反騰からは目先の底打ちにより26.70ドル台への上昇を想定する。

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