株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年06月22日

ゴールド60分足分析 2021年06月22日 15:00

19日早朝安値からの上昇続くが18日夕高値には届かず

gold

 ゴールドはFOMC後のドル全面高と米2年債利回り急騰を嫌気して大幅下落となり日足は18日まで6日連続陰線で19日早朝には1760.5ドルまで安値を切り下げてきた。週明けは下げ一服からやや戻しに入り、午後からはドル全面高が弛んでユーロやポンド等が反騰に入ったことでゴールドもジリ高で戻りを試す流れを継続したが、18日夕高値1796.6ドルには届かずに勢いに欠ける印象だ。NYダウが500ドル強の反騰となり週末の一段安分を解消したが、まだFOMC後の下落幅の過半を解消するには至っておらず、米2年債利回りも高止まり、10年債や30年債利回りがFOMC後の下落から21日夜には反騰するなど、ゴールドも楽観的な上昇再開感へ切り替えしきれずにいる印象だ。今晩のパウエル米連銀議長による下院委員会証言が騰勢回復のきっかけになるか下げ再開の起点となるのか注目される。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、6月14日夜安値から下げ渋りの小持ち合いを経て一段安したために17日午後時点ではボトム形成期を17日夜から22日夜にかけての間としたが、19日早朝安値からのジリ高が続いているので19日早朝安値を直近のサイクルボトムとする。底割れ回避のうちは22日夜から23日夜にかけての間への上昇余地ありとみるが、1775ドル割れからは下げ再開を警戒して19日早朝安値試しとし、底割れからは弱気サイクルいりとして24日早朝から28日午前にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では19日早朝安値からのジリ高が続いて遅行スパンが好転、先行スパンへ潜り込んでいる。このため遅行スパン好転中は高値試し優先とし、先行スパン突破からは上昇が勢い付く可能性もあるとみるが、先行スパン転落からは下げ再開とみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは19日早朝安値からのジリ高が続いてGクロスを維持しているので。Gクロス中は戻りを試すとみるが、1775ドル割れからは下げ再開を疑いDクロス中の安値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。 
(1)当初、1775ドルを下値支持線、1800ドルを上値抵抗線とする。
(2)1775ドル以上での推移中は上昇余地ありとみる。1800ドル前後は戻り売りも出やすいとみるが、1800ドル超えから続伸に入る場合は1810ドル台への上昇を想定する。また1780ドル以上での推移なら23日も高値試しへ向かう可能性があるとみる。
(3)1775ドルを割り込んでもその後に1785ドル超えへ反騰する場合は上昇再開とみるが、1775ドル割れから続落の場合は下げ再開を警戒して19日早朝安値1760.8ドル前後を試すとみる。1760ドル以下は反騰注意とするが、下げ足が速まる場合は1750ドル前後へ下値目途を引き下げる。また1775ドル以下での推移なら23日も安値試しへ向かいやすいとみる。

シルバー60分足分析 2021年06月22日 15:00

ドル全面高一服だがシルバーは26ドル挟んだ揉み合いにとどまる

silver

シルバーはFOMC後のドル全面高から急落して17日深夜には25.700ドルへ下落した。18日は新たな安値更新を回避していたものの週明けも軟調な推移で21日午後には25.539ドルまで安値を切り下げた。25.50ドル割れを回避して戻した後も、為替市場でユーロや豪ドル等が戻してドル高一服となったもののシルバーの反応は鈍く、26ドルを挟んでほぼ横ばいの推移にとどまった。ゴールドも19日早朝安値からはジリ高の推移を続けているが、売り材料を消化して安値を出し切って反騰入りしているという印象には遠く、先週の大幅下落による心理的なダメージがかなり残っている状況と思われる。18日夕刻の戻り高値26.486ドルを超えればFOMC後の下落一巡で戻しに入る可能性が高まるとみるが、高値切り下げへ進めないうちは下げ渋りにとどまって次のきっかけから一段安へ向かいかねないところと思われる。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、6月17日未明に15日深夜安値を割り込んだために底割れによる弱気サイクル入りとして18日夜から22日深夜にかけての間への下落を想定した。21日午後へ一段安したために21日午後時点ではまだボトム形成中とし、7日深夜安値でいったん底を付けてからの底割れで新たな弱気サイクル入りとなっているケースも考えられるとした。21日午後安値からやや戻したものの横ばいのため18日夕高値を超えないうちは一段安余地ありとし、18日夕高値超えからは21日午後安値ないしは直前安値をボトムとした強気サイクル入りとして22日夜から23日夜にかけての間への上昇を想定する。
60分足の一目均衡表では26ドルを挟んだ横ばいのために遅行スパンは実線と交錯して方向感に欠け、先行スパン下限が上値抵抗となっている。このため25.65ドル割れからは下向きとして遅行スパン悪化中の安値試し優先とし、26.25ドル超えからは上向きとみて遅行スパン好転中の高値試し優先とする。
60分足のMACDはGクロス基調で推移しているが26ドルを挟んで横這いのため方向感に欠ける。このため25.65ドル割れからは下向きとしてDクロス中の安値試し優先とし、26.25ドル超えからは上向きとしてGクロス中の高値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、25.65ドルを下値支持線、26.25ドルを上値抵抗線とする。
(2)26.25ドル超えからは上向きとして18日夕高値26.486ドル試しへ向かうとみる。26.45ドル以上は反落注意とするが、26.25ドル以上での推移なら23日も高値試しへ向かう可能性があるとみる。また18日夕高値を超える場合は26.70ドル前後へ上値目途を引き上げる。
(3)25.65ドル割れからは21日午後安値25.539ドル試しとし、底割れからは25.20ドル台への下落を想定する。25.25ドル以下は反騰注意とするが、25.65ドル以下での推移なら23日も安値試しへ向かいやすいとみる。また下げ足が速まる場合は25.10ドル前後へ下値目途を引き下げる。

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