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為替イブニング海外市場2024年4月24日

※最新情報(為替モーニング東京市場2024年4月25日)はお客様限定!『会員専用サイト』にて公開中です。

2024年04月24日
(コラム執筆時間:19時12分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円153.80~155.30
ユーロ円164.80~166.30
ユーロドル1.0600~1.0750
豪ドル円99.80~101.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国で懸案であったウクライナ支援を再開したこともあり、世界的に安堵感が広がると共に、世界的な株高に波及している。東京株式市場でも日経平均株価が前日比907円高と急騰し、一気に3万8000円台を回復している。ただ為替相場への影響は限定的であり、ドル円は固定相場のように154円台後半で連日身動きが取れない状態にある。そんな中、鈴木財務相は先の日米韓財務相会談におけるコメントを述べているが、円安・ウォン安を巡る懸念を共有してはいるが、日本の為替政策に米国が理解を示したのかとの質問に対しては、具体的にどのように捉えているかは他国の立場なので明確にコメントすることはできないと述べている。やや穿った見方になるが、未だに為替操作自体は暗に米国の容認事項との見方が台頭しており、現時点での為替介入タイミングは不透明になっている。それ故に週末の日銀金融政策決定会合において何らかの出口戦略が問われるが、優柔不断の政府日銀では過剰期待は禁物かもしれない。引き続き、心理的節目155円台が達成されるまでは、極力少なめのナンピンビ売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円は155円目前で膠着度を強めているが、基本的には実弾投入を想定しながら高値掴みには要注意の段階にある。155円台半ば前後ではストップロスを配置し、リスクの軽減に努めることが無難であろう。引き続き直近のレンジ幅153.80~155.30円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは4月独Ifo景況感指数が予想を上回る好結果ではあるが、1.07台では清算局面を迎えており、やや伸び悩む展開を見せている。引き続きレンジ幅1.0600~1.0750を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、153円台半ば前後から押し目買いと共に、155円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.06前後から押し目買いと共に、1.07台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に介入期待を背景に、ドル円155円前後から断続的に売りが散見されている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、153円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導の展開には変わりはない。ただ米欧政策方針の相違もあり、ドル円と同じく戻り売りが優先されている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.06前後から押し目買いと共に、1.07台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円153円台半ば前後ではロング、155円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は164円台半ば前後から押し目買いと共に、166円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円153.30155.80
ユーロ円164.30166.80
ユーロドル1.05501.0800
豪ドル円99.30101.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円153.30155.80
ユーロ円164.30166.80
ユーロドル1.05501.0800
豪ドル円99.30101.80
現在のポジション
ユーロ円ショート100,000☆165.50(SL166.30買い)
豪ドル円ショート50,000☆100.80(SL101.30買い)
2024年4月収支経過(01~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥50,000
ユーロ円+¥35,000
ユーロドル-¥41,200(-$250)
豪ドル円+¥30,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000☆165.50(SL166.00買い)
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り50,000☆165.50(SL166.00買い)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000155.00(SL155.50買い)
ドル円買い50,000153.50(SL153.00売り)
ユーロ円売り50,000166.30(SL166.80買い)
ユーロ円買い100,000164.80
ユーロドル売り50,0001.0750(SL1.0800買い)
ユーロドル買い50,0001.0600(SL1.0550売り)
豪ドル円売り50,000☆100.80(SL101.30買い)
豪ドル円買い50,00099.30(SL98.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000155.30(SL155.70買い)
ドル円買い50,000153.80(SL153.20売り)
ユーロ円売り50,000166.30(SL166.80買い)
ユーロ円買い100,000165.00
ユーロドル売り50,0001.0750(SL1.0800買い)
ユーロドル買い50,0001.0600(SL1.0550売り)
豪ドル円売り50,000101.30(SL101.80買い)
豪ドル円買い50,00099.80
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
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