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為替イブニング海外市場2022年6月29日

2022年06月29日
(コラム執筆時間:19時04分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円135.50~137.00
ユーロ円142.50~144.00
ユーロドル1.0450~1.0600
豪ドル円93.00~94.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

6月消費者信頼感指数の悪化を背景に、米景気後退が問われている。米国株式市場がNYダウを含めた主要株価指数を中心にして大幅下落したことを受けて、相対的にリスク回避ムードが強まっている。その流れを引き継ぎ、東京株式市場でも日経平均は5日ぶりに前日比244円安と反落、2万7000円台をあっさり割り込むなど、やや警戒感を強めている。半期決算の関係上、調整主動の展開と見なした方が無難ではあるが、引き続き米金利動向を睨みながら神経質な展開が予想される。いずれにしても、FRBはインフレが抑制されるまでは大幅利上げを継続していく姿勢を見せてはいるが、FOMCのシナリオ通りの金融引き締め策に異論を唱える声も少なくない。相対的にはトーンダウンしつつあり、過度なドル高期待は自重局面に差し掛かりつつある。

一方、ドル円は日米金利差を背景にドル買い円売り志向は健在だが、既に24年ぶりの円安局面を迎えており、また、急ピッチの円売りに対して、チャート自体も機能不全状態にあるだけに、当面、ポジション拡大は控えて、自然体で対応することが無難であろう。引き続きレンジ幅ドル円135.50~137.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導で蚊帳の外状態であるが、特筆すべき独自の買い材料がないだけに、戻り売りが優先されている。引き続き直近のレンジ幅1.0450~1.0580を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、135円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、137円前後からナンピン売りで対応することを勧める。一方、ユーロドルは今朝と同様に、1.04台半ば前後から押し目買いと共に、1.06前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円137円前後を視野に、136円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は135円前後を中心に、135円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しており、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.04台半ば前後から押し目買いと共に、1.06前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円135円台半ば前後ではロング、137円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は142円台半ば前後から押し目買いと共に、144円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は93円前後から押し目買いと共に、94円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円135.00137.40
ユーロ円142.10144.50
ユーロドル1.04001.0630
豪ドル円92.5095.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年6月収支経過(01~29日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥270,000+¥60,000
ユーロ円-¥195,000+¥25,000
ユーロドル+¥107,700(+ドル750)
豪ドル円+¥115,000+¥45,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★△135.80(134.60ロングカバー)+¥60,000
ユーロ円売り50,000☆143.80(SL144.30買い)
豪ドル円売り50,000☆94.50(SL95.00買い)
前日の売買 海外市場
ユーロ円買い50,000★△143.30(143.80ショートカバー)+¥25,000
ユーロドル買い50,000☆1.0510(SL1.0460売り)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000136.70(SL137.20買い)
ドル円買い50,000135.50(SL135.00売り)
ユーロ円売り50,000143.80(SL144.30買い)
ユーロ円買い50,000142.50(SL142.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0580
ユーロドル買い50,0001.0450(SL1.0400売り)
豪ドル円売り50,00094.70(SL95.20買い)
豪ドル円買い50,000☆△93.60〈94.50ショートカバー〉+¥45,000
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000136.90(SL137.40買い)
ドル円買い50,000135.50(SL135.00売り)
ユーロ円売り50,000144.00(SL144.50買い)
ユーロ円買い50,000142.60(SL142.10売り)
ユーロドル売り50,0001.0570
ユーロドル買い50,0001.0450(SL1.0400売り)
豪ドル円売り50,00094.50(SL95.00買い)
豪ドル円買い50,00093.00〈SL92.50売り〉
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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