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為替イブニング海外市場2022年4月20日

2022年04月20日
(コラム執筆時間:19時26分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円127.30~129.00
ユーロ円138.00~139.50
ユーロドル1.0780~1.0930
豪ドル円94.50~96.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日経平均株価が前日比232円高と続伸し、引け値では2万7000円台を回復しているが、市場の関心はウクライナ情勢を除けば、米金利動向の推移と加速的な円安相場に集まっている。米金利の高止まりを背景に、日銀は一時円安容認姿勢を見せたが、現在では過度な円安に対し、各方面や企業から難色を示す声も少なくなく、日銀としても、相場の安定化にはジレンマ状態に陥っているとも言える。いずれにしても、ファンダメンタルズ的には日米金利差の拡大がある以上、日銀の介入操作や金融緩和引き締め策の効果も低いだけに、口先介入程度で相場の安定化を図るしか道筋がないのであろうが、最終的にはインフレが鎮静化すると共に、米金利の上昇に陰りが見えない限り、円高に波及するには時期尚早と言わざるを得ない。

一方、ドル円は20年ぶりの円安局面を迎えているが、既に、年初の115円レベルから130円近辺まで円安に振れており、また、クロス円においても、主要通貨に対して、軒並み10%以上円安が進行している。財務省としても、過度な円安は放置できない状況にあり、介入以外の何らかの対応に迫られているなど、過度な円安局面は描きづらい外部環境にある。引き続きレンジ幅をドル円127.30~129.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドルロングの調整売りもあり、1.08台半ば前後まで買い戻されているが、依然として、ウクライナ情勢を背景に、戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0780~1.0930を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、127円台半ば割れから押し目買いを勧めると共に、129円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円130円台を視野に売り急ぐことなく、129円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は128円前後から押し目買いを実施しており、現状では127円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状ではレンジ幅をユーロドル1.0780~1.0930まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円127円台半ば前後ではロング、129円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は138円前後から押し目買いと共に、139円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円台半ば前後から押し目買いと共に、96円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円126.80129.30
ユーロ円137.70140.00
ユーロドル1.07401.0970
豪ドル円94.0096.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆138.70(SL138.00売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000★▼126.60(SL127.00買い)-¥20,000
2022年4月収支経過(01~20日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥130,000-¥70,000
ユーロ円+¥130,000-¥50,000
ユーロドル-¥118,500(-ドル850)
豪ドル円-¥30,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★▼127.70(SL128.20買い)-¥25,000
ユーロ円売り50,000★▼137.70(SL138.20買い)-¥25,000
豪ドル円売り50,000★▼94.30(SL94.80買い)-¥25,000
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000129.80(SL130.30買い)
ドル円買い50,000☆▼128.60(SL128.10売り)-¥25,000
ユーロ円売り50,000140.00(SL140.50買い)
ユーロ円買い50,000☆138.70(SL138.20売り)
ユーロドル売り50,0001.0870(SL1.0920買い)
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,00096.00(SL96.50買い)
豪ドル円買い50,00094.70(SL94.20売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000128.80(SL129.30買い)
ドル円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロ円売り50,000139.40
ユーロ円買い50,000138.00(SL137.40売り)
ユーロドル売り50,0001.0920(SL1.0970買い)
ユーロドル買い50,0001.0780(SL1.0720売り)
豪ドル円売り50,00095.80(SL96.30買い)
豪ドル円買い50,00094.50(SL94.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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